ナムラエヴァ（2020年生、母ナムラシゲコ）

ナムラエヴァ（2020年3月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のイスラボニータ（当時9歳）と交配したナムラシゲコが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はいとう牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方11戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2023年の3歳以上C2二。

経歴

デビュー前

吉村圭司厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

7月10日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に終わった。

3歳（2023年）

4月23日、約9か月半の休養明けで迎えた2戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

7月29日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で川又賢治騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

8月26日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川又賢治騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

10月6日、中5週で迎えた5戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、カトレア賞（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

10月25日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦健太騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で杉浦健太騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るメイショウマサカツを鮮やかな末脚でクビ差だけ差し切って初白星を挙げた。

11月22日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で杉浦健太騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

12月12日、中2週で迎えた9戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が衰えて7着に敗れた。

4歳（2024年）

1月17日、中4週で迎えた10戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C17（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のパラダイスシティに5馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

2月2日、中1週で迎えた11戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、竹島海岸特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、バンドネオンに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

2月16日、中1週で迎えた12戦目は、一般C4（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブルーテネーシャスに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

2月26日、中0週で迎えた13戦目は、プロキオン特別（名古屋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（2戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

3月15日、中2週で迎えた14戦目は、一般B8（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた15戦目は、一般B7（名古屋ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（4戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったチークルージュに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月24日、中3週で迎えた16戦目は、一般B6（名古屋ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のダンネワードに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。