タニオブデピュティ（2006年生、母ヒノデソシアル）

タニオブデピュティ（2006年1月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時14歳）と交配したヒノデソシアルが14歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）桑田牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方19戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2010年の一般C1十。

経歴

デビュー前

栗田博憲厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

10月11日、デビュー戦は千葉直人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 小雨/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は430kg。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

12月13日、中8週で迎えた2戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

3歳（2009年）

3月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1800m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

7月4日、約4か月の休養明けで迎えた4戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 曇/重）に出走。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

8月22日、中6週で迎えた5戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

9月26日、中4週で迎えた6戦目は、大江原圭騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい13着に終わった。

11月1日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、板垣吉則騎手を鞍上に迎えて、一般C2十四（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた8戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、一般C2十三（水沢ダート1300m 雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

12月5日、中2週で迎えた9戦目は、一般C2十三（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田盛夫利騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したセイザンフレイムを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月27日、中2週で迎えた10戦目は、一般C2十四（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で沢田盛夫利騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のトーセンガイアをアタマ差振り切って待望の初白星を挙げた。

4歳（2010年）

4月5日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、一般C2十三（水沢ダート1300m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で沢田盛夫利騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したニシノキセキパワーを差し切れず、4馬身差の2着に敗北した。

4月26日、中2週で迎えた12戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2七（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

5月10日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2六（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

5月22日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2六（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

6月5日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2六（盛岡ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のリュウノパトラをクビ差振り切って2勝目を収める

6月19日、中1週で迎えた16戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、抜け出したストライクラプターにクビ差届かず2着に惜敗した。

7月5日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るヒロシジェットを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手に入れた。

7月19日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原勲騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

8月9日、中2週で迎えた19戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

8月28日、中2週で迎えた20戦目は、宮古市早池峰山レース（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

9月27日、中3週で迎えた21戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（5戦1勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は菅原勲騎手（4戦1勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

11月6日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、一般C1十（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（5戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るテンバーリードを鮮やかな末脚で半馬身差し切って4勝目を収める

11月22日、中1週で迎えた24戦目は、滝観洞レース（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原勲騎手（6戦2勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず4着に敗れた。

12月20日、中3週で迎えた25戦目は、一般C1六（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原勲騎手（7戦2勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。