ラッパラッパー（2019年生、母ラッパッパ）

ラッパラッパー（2019年2月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ラッパ+ラッパー。母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のアジアエクスプレス（当時8歳）と交配したラッパッパが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は二風谷ファーム。主な勝ち鞍は2022年の姥神大神宮渡御祭特別(一般C33 C41)。

経歴

デビュー前

堀井雅広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

7月3日、デビュー戦は武藤雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。馬体重は454kg。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

7月31日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で武藤雅騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に敗れた。

9月25日、中5週で迎えた4戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

10月10日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は武藤雅騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

3歳（2022年）

2月19日、約4か月半の休み明けで迎えた6戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

4月13日、中7週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-3（門別ダート1200m 曇/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

4月27日、中1週で迎えた8戦目は、樹海ロード日高賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて6着に敗れた。

5月11日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1200m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、リコーニックに交わされて6馬身差の2着となった。

6月2日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1200m 曇/重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で五十嵐冬樹騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

6月23日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1200m 雨/稍重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で五十嵐冬樹騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、クインズソフィアに交わされて5馬身差の2着となった。

7月6日、中1週で迎えた12戦目は、おいでよ音威子府村特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で五十嵐冬樹騎手（5戦0勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい4着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた13戦目は、北竜町ひまわりまつり特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で五十嵐冬樹騎手（6戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、セルゼに交わされて1馬身差の2着となった。

8月2日、中1週で迎えた14戦目は、姥神大神宮渡御祭特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で五十嵐冬樹騎手（7戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のパッショニスタに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月8日、中4週で迎えた15戦目は、ベロニカ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で五十嵐冬樹騎手（8戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

9月22日、中1週で迎えた16戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、富川高校ファンファーレ特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は勢いを失って4着に敗れた。

10月6日、中1週で迎えた17戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、パンジー特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

10月20日、中1週で迎えた18戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、幌尻岳賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい5着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた19戦目は、BTCと共に走る特別（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい6着に敗れた。

12月24日、中6週で迎えた20戦目は、山田義貴騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-4（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

4歳（2023年）

1月12日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山田義貴騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた22戦目は、ふたご座特選（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山田義貴騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったクラウンセトに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

2月11日、中1週で迎えた23戦目は、おうし座特選（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で山田義貴騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のゴールデンシエロに3馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

3月10日、中3週で迎えた24戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1-7（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

3月24日、中1週で迎えた25戦目は、飛田愛斗騎手を鞍上に迎えて、SAGAジョッキーズグランプリ（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

4月16日、中2週で迎えた26戦目は、麗春賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は山田義貴騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

10月19日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた27戦目は、木澤奨騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C22 C31（門別ダート1000m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた28戦目は、阿岸潤一朗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C22 C31（門別ダート1000m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

5歳（2024年）

4月25日、約6か月の休み明けで迎えた29戦目は、宮内勇樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3 C4-1（門別ダート1000m 曇/不良）に出走。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に終わった。