クラウンセト（2019年生、母クラウンイヴ）

クラウンセト（2019年3月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+イヴの息子の名前。母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のストロングリターン（当時13歳）と交配したクラウンイヴが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はクラウン日高牧場。主な勝ち鞍は2022年の3歳以上C4-3。

経歴

デビュー前

蛯名利弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

7月4日、デビュー戦は嘉藤貴行騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 小雨/良）に出走。馬体重は448kg。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく6着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

9月11日、中7週で迎えた3戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

3歳（2022年）

6月26日、約9か月半の休養明けで迎えた4戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に終わった。

7月24日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に終わった。

10月5日、中9週で馬体重を前走から24kg増やして迎えた6戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-3（門別ダート1000m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したカルネドボヤージュに半馬身届かず2着に敗北した。

10月18日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のシャルンホルストに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

11月10日、中2週で迎えた8戦目は、ポイント10倍!SPAT4（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石川倭騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、3着に終わった。

12月18日、中4週で迎えた9戦目は、3歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 雪/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で石川倭騎手（3戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したエクスカリバーを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

4歳（2023年）

1月5日、中2週で迎えた10戦目は、吉兆賞（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で石川倭騎手（4戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のリーヴルネッサンスに5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

1月29日、中2週で迎えた11戦目は、ふたご座特選（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で石川倭騎手（5戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のラッパラッパーに2馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

2月9日、中1週で迎えた12戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、オッズパーク賞ウインターカップ（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のブエラアルトに3馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

2月18日、連闘で迎えた13戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイショウホルスに9馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4月15日、中7週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた14戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山芝2200m 外回り雨/重）に出走。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

5月21日、中4週で迎えた15戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は大庭和弥騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月10日、中2週で迎えた16戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝3000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったアトラクティーボから約13馬身差の2着となった。

7月9日、中3週で迎えた17戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大庭和弥騎手（4戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。9着に敗れた。

8月19日、中5週で迎えた18戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大庭和弥騎手（5戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月21日、中8週で迎えた19戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で大庭和弥騎手（6戦0勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月12日、中2週で迎えた20戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で大庭和弥騎手（7戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月10日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝2880m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で大庭和弥騎手（8戦0勝）。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。10着に終わった。

2022年7月28日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

5歳（2024年）

3月31日、約3か月半の休養明けで迎えた22戦目は、水沼元輝騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝2880m 晴/良）に57kgの軽斤量で出走。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

4月21日、中2週で迎えた23戦目は、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2770m 曇/良）に57kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で水沼元輝騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。