モミジラササヤン（1984年生、母シゲルジンデン）

モミジラササヤン（1984年4月2日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のパーソロン（当時24歳）と交配したシゲルジンデンが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地19戦2勝2着3回、地方11戦0勝。主な勝ち鞍は1988年の5歳以上400万下。

経歴

デビュー前

高松邦男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1986年）

11月9日、デビュー戦は田面木博公騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は464kg。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったモガミシャインにねじ伏せられて3馬身半差の2着に敗北した。

11月22日、中1週で迎えた2戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

3歳（1987年）

2月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、4歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は田面木博公騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚勢が衰えて15着に敗れた。

2月21日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

5月2日、中9週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は柴田政人騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

5月17日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 雨/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

6月13日、中3週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

6月27日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田政人騎手（4戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったミスシュウザンに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

7月12日、中1週で迎えた9戦目は、東信二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌ダート1800m 曇/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は柴田政人騎手（5戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪い、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り込んで、最後は2着のスーパーイッキに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月6日、約4か月半の休み明けで迎えた11戦目は、4歳以上400万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は田面木博公騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、プリンセスローラにクビ差交わされて2着に甘んじた。

12月13日、連闘で迎えた12戦目は、4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪い、緩いペースで一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は力尽きて9着に敗れた。

4歳（1988年）

1月5日、中2週で迎えた13戦目は、5歳以上400万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田面木博公騎手（5戦0勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が悪くなり13着に敗れた。

2月6日、中4週で迎えた14戦目は、5歳以上400万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田面木博公騎手（6戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり16着に敗れた。

2月21日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上400万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田面木博公騎手（7戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に敗れた。

3月5日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上400万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で田面木博公騎手（8戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

3月12日、連闘で迎えた17戦目は、5歳以上400万下（中京ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で田面木博公騎手（9戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のアサクサマガジンを3/4馬身振り切って2勝目を掴み取った。

7月3日、約4か月の休み明けで迎えた18戦目は、4歳以上400万下（札幌ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で田面木博公騎手（10戦1勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた19戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（札幌ダート2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

9月22日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、門脇誠一騎手を鞍上に迎えて、オロフレ賞（岩見沢ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた21戦目は、山下信雄騎手を鞍上に迎えて、奥尻賞（岩見沢ダート2000m 曇/重）に出走。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

5歳（1989年）

3月12日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた22戦目は、古泉悟騎手を鞍上に迎えて、A（荒尾ダート1900m 曇/良）に出走。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月9日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた23戦目は、A（荒尾ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で古泉悟騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7月30日、中2週で迎えた24戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で古泉悟騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた25戦目は、A（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で古泉悟騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月10日、中3週で迎えた26戦目は、A（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で古泉悟騎手（4戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月17日、連闘で迎えた27戦目は、A（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で古泉悟騎手（5戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月15日、中3週で迎えた28戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で古泉悟騎手（6戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた29戦目は、A（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で古泉悟騎手（7戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月3日、中4週で迎えた30戦目は、A（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で古泉悟騎手（8戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。