タガノアブシンベル（2007年生、母プライベートビーチ）

タガノアブシンベル（2007年3月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋エジプトの神殿名」。毛色は栗毛。種牡馬のステイゴールド（当時13歳）と交配したプライベートビーチが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は春木ファーム。戦績は、中央平地12戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、春木昭雄から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、八木良司によって420万円で落札された。

本田優厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

9月13日、デビュー戦は古川吉洋騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1200m 曇/重）に出走。馬体重は472kg。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

10月4日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

11月22日、中4週で迎えた4戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したドリームモモタロウを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

12月20日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、2歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

3歳（2010年）

1月10日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

1月23日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（2戦0勝）。18頭立ての5番人気で大外18番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、3着に入った。

2月7日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（3戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて大外17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、5着に終わった。

3月28日、中6週で迎えた9戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（福島芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るオペラオーカンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4月24日、中1週で迎えた11戦目は、3歳500万下のムーニーバレーレーシングクラブ賞（京都芝2400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

9月4日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上500万下の富良野特別（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（4戦0勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。