リンガスビート（2004年生、母ラスターゲイン）

リンガスビート（2004年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋拍子」。毛色は鹿毛。種牡馬のクロコルージュ（当時9歳）と交配したラスターゲインが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）服部牧場。戦績は、中央平地11戦0勝2着1回、地方5戦0勝。

経歴

デビュー前

境征勝厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

9月17日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は470kg。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず10着に敗れた。

10月1日、中1週で迎えた2戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

10月22日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、サンツェッペリンに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

11月18日、中3週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。17頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ7着に沈んだ。

12月9日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 小雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

3歳（2007年）

3月31日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

5月13日、中5週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

6月17日、中4週で迎えた8戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

7月15日、中3週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は田中勝春騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

9月1日、中6週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（3戦0勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

9月23日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に敗れた。

4歳（2008年）

1月16日、約4か月の休養明けで迎えた12戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、銀嶺特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

2月20日、中4週で迎えた13戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい12着に終わった。

7月31日、約5か月半の休養明けで迎えた14戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、トゥインクルバースデー賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた15戦目は、ほうおう座特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず9着に終わった。

9月4日、中2週で迎えた16戦目は、やぎ座特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手に欠いて12着に終わった。