スキピオ（2009年生、母リトルブレッシング）

スキピオ（2009年2月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「将軍ハンニバルを破ったローマの軍人名」。毛色は栗毛。種牡馬のタニノギムレット（当時10歳）と交配したリトルブレッシングが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地8戦0勝、地方9戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2013年のすずらん賞(C1)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、小村アセットMによって1,575万円で落札された。

矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

11月19日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 雨/良）に出走。馬体重は448kg。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

12月10日、中2週で迎えた2戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

12月24日、中1週で迎えた3戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で大外18番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

3歳（2012年）

5月20日、約5か月の休み明けで迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

6月23日、中4週で迎えた5戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

7月7日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2600m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

12月4日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた7戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2四（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて、最後は2着のクロコサイレンスを半馬身振り切って初白星を挙げた。

12月19日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4歳（2013年）

1月3日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったツルオカハチマンに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

1月22日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したタイムトラストを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

2月7日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で田中学騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上C1（園田ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で田中学騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。

4月4日、中5週で迎えた13戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田中学騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

4月25日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上C1（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で田中学騎手（7戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた15戦目は、すずらん賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で田中学騎手（8戦1勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のオービットをクビ差振り切って2勝目を手に入れた。

10月19日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた16戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は一杯になって12着に終わった。

11月17日、中3週で迎えた17戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はガス欠状態になり14着に終わった。