トーレデエルクレス（2008年生、母エポカローザ）

トーレデエルクレス（2008年9月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「エルクレスの塔」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時6歳）と交配したエポカローザが5歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、地方8戦5勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年の3歳。

経歴

デビュー前

渡辺和雄厩舎（大井）へ入厩。

3歳（2011年）

11月29日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は470kg。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るハナライを次元の違う末脚で半馬身差し切って初白星を挙げた。

4歳（2012年）

2月13日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から11kg増やして迎えた2戦目は、4歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のガガに7馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

3月28日、中5週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた3戦目は、ハンデ戦の4歳C3（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦2勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったミリオネアワルツに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

6月29日、約3か月の休み明けで迎えた4戦目は、一般C2十三十四（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

5歳（2013年）

2月18日、約8か月の休養明けで迎えた5戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C3七八（大井ダート1200m 雨/重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のプランシングヒローに4馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

3月24日、中4週で迎えた6戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般C3六七（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のイガノポポーに2馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

7月9日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、一般C3八九十（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のベルモントリコを3/4馬身振り切って断トツの支持に応えた。

8月28日、中6週で迎えた8戦目は、一般C3四五（大井ダート1500m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（2戦2勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。競走中止となった。