ユウナウシカ（2002年生、母ユウサレム）

ユウナウシカ（2002年4月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋ギリシャ叙事詩の女王名」。毛色は鹿毛。種牡馬のユウトウセイ（当時12歳）と交配したユウサレムが17歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は鎌田正嗣。戦績は、中央平地8戦0勝、地方19戦5勝2着4回。主な勝ち鞍は2006年の一般C6。

経歴

デビュー前

田中章博厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

2月20日、デビュー戦は柴原央明騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。馬体重は472kg。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた2戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

3月26日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は柴原央明騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は失速してしまい18着に終わった。

4月3日、連闘で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴原央明騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

6月19日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴原央明騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天授の闘争本能でゴールまで頑張り、5着を確保した。

8月6日、中6週で馬体重を前走から20kg戻して迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で柴原央明騎手（4戦0勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

9月4日、中3週で迎えた7戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

9月25日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は柴原央明騎手（5戦0勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

4歳（2006年）

1月29日、約4か月の休み明けで迎えた9戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、一般C26（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、トップエルコンに交わされて1馬身差の2着となった。

2月12日、中1週で迎えた10戦目は、一般C24（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた11戦目は、一般C24（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で宇都英樹騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ブルーラヴグラスに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

3月15日、中1週で迎えた12戦目は、一般C22（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宇都英樹騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のホウライシーザーに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3月30日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で宇都英樹騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

4月11日、中1週で迎えた14戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で宇都英樹騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、グラスミステリーに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

4月18日、連闘で迎えた15戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で宇都英樹騎手（6戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のホウライシーザーを半馬身振り切って2勝目を手に入れた。

5月4日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた16戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C8（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

5月17日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた17戦目は、一般C12（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に敗れた。

5月24日、連闘で迎えた18戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（8戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトキノスズランに3馬身の差をつけて3勝目をマークした。

6月8日、中1週で迎えた19戦目は、一般C8（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で宇都英樹騎手（9戦3勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、タケイチビッグに交わされて1馬身半差の2着となった。

6月21日、中1週で迎えた20戦目は、まこと&ちなつ祝結婚記念杯（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宇都英樹騎手（10戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい5着に敗れた。

7月13日、中2週で迎えた21戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で宇都英樹騎手（11戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミスズジョオーに2馬身の差をつけて4勝目を手にした。

7月28日、中1週で迎えた22戦目は、ボルチモア港特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で宇都英樹騎手（12戦4勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

8月10日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で宇都英樹騎手（13戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のライブリグリーンに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月25日、中1週で迎えた24戦目は、ひるがお特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で宇都英樹騎手（14戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

9月8日、中1週で迎えた25戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で宇都英樹騎手（15戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

10月13日、中4週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた26戦目は、一般C3（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で宇都英樹騎手（16戦5勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

10月27日、中1週で迎えた27戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で宇都英樹騎手（17戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。