タケイチビッグ（2002年生、母ヒロムセンプー）

タケイチビッグ（2002年4月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋大きい。大きく飛躍を目指して」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のカコイーシーズ（当時16歳）と交配したヒロムセンプーが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は福井政夫。戦績は、中央平地7戦0勝、地方27戦10勝2着6回。主な勝ち鞍は2006年のあさがお特別(一般B8)。

経歴

デビュー前

福島信晴厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

4月16日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず14着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた2戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

6月5日、中4週で迎えた3戦目は、荻野要騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が鈍り15着に敗れた。

7月9日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野要騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。

7月31日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で荻野要騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

9月10日、中5週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で荻野要騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

10月1日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で荻野要騎手（4戦0勝）。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

4歳（2006年）

1月4日、約3か月の休養明けで迎えた8戦目は、倉地学騎手を鞍上に迎えて、一般C24（名古屋ダート1300m 曇/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

3月14日、中9週で迎えた9戦目は、小山信行騎手を鞍上に迎えて、一般C24（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に終わった。

3月27日、中1週で迎えた10戦目は、一般C21（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小山信行騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るセルリアンクラウスを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4月10日、中1週で迎えた11戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は倉地学騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のナリカアミーゴに2馬身の差をつけて優勝

4月18日、連闘で迎えた12戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉地学騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトーワスターに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

5月4日、中1週で迎えた13戦目は、一般C8（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は小山信行騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したベルモントディガーを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

5月24日、中2週で迎えた14戦目は、一般C13（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は倉地学騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るトーヨースウェインを上がり0位の末脚でアタマ差だけ差し切って4勝目をマークした。

6月8日、中1週で迎えた15戦目は、一般C8（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉地学騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るユウナウシカを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて制した。

6月23日、中1週で迎えた16戦目は、ラベンダー特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で倉地学騎手（5戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のヒノデボイスをクビ差振り切って6勝目をつかんだ。

7月14日、中2週で迎えた17戦目は、きんせんか特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で倉地学騎手（6戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で倉地学騎手（7戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のラビータビバーチェに1馬身半の差をつけて7勝目を収める

8月9日、中1週で迎えた19戦目は、ニジイロクワガタ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で倉地学騎手（8戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマルタカバレンシアに4馬身の差をつけて8勝目を奪取した。

8月23日、中1週で迎えた20戦目は、あさがお特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で倉地学騎手（9戦7勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のゴールデンファンシに1馬身半の差をつけて優勝

9月4日、中1週で迎えた21戦目は、サルビア特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で倉地学騎手（10戦8勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月27日、中2週で迎えた22戦目は、一般B6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で倉地学騎手（11戦8勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るキクノレインボーを上がり0位の末脚でハナ差だけ差し切って10勝目を達成した。

10月9日、中1週で迎えた23戦目は、コスモス特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で倉地学騎手（12戦9勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

11月13日、中4週で迎えた24戦目は、一般B4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で倉地学騎手（13戦9勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったサンキンツヨシにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

5歳（2007年）

2月5日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた25戦目は、プリムラ特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で倉地学騎手（14戦9勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に敗れた。

2月19日、中1週で迎えた26戦目は、柴田直樹騎手を鞍上に迎えて、一般B5（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた27戦目は、一般B5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は倉地学騎手（15戦9勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた28戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、AGIチームジョッキーカップ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったヤクモポイントに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4月11日、中2週で迎えた29戦目は、一般B6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は倉地学騎手（16戦9勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したカンドーレに3/4馬身届かず2着に敗北した。

4月18日、連闘で迎えた30戦目は、新たなる伝説を吉田稔祝20周年（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉地学騎手（17戦9勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したメルシーウイスキーに半馬身届かず2着に敗北した。

5月1日、中1週で迎えた31戦目は、一般B5（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で倉地学騎手（18戦9勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月8日、連闘で迎えた32戦目は、一般B5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で倉地学騎手（19戦9勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた33戦目は、一般B5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で倉地学騎手（20戦9勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、抜け出したシャッセにアタマ差届かず2着に甘んじた。

6月20日、中3週で迎えた34戦目は、一般B5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で倉地学騎手（21戦9勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。