キクノレインボー（2000年生、母サンダーレインボー）

キクノレインボー（2000年3月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のティッカネン（当時9歳）と交配したサンダーレインボーが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は竹内英雄。戦績は、地方48戦14勝2着13回。2003年の東海クイーンカップ(地方重賞)で2着に入った他、2003年のサラ・クイーンカップ(牝地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、竹内英雄から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、竹内英雄から「北海道10月市場サラブレッド1歳」に上場され、菊池五郎によって210万円で落札された。

河村功厩舎（名古屋）へ入厩。

2歳（2002年）

6月14日、デビュー戦は戸部尚実騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュゴールド（名古屋ダート800m 曇/良）に出走。馬体重は452kg。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったキヌガサホンマモンから1馬身差の2着となった。

7月18日、中4週で迎えた2戦目は、2歳（名古屋ダート800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のサンセンオペラオーをハナ差制して初白星を挙げた。

8月21日、中4週で迎えた3戦目は、2歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のロンドンピストルに半馬身の差をつけて2勝目を収める

9月4日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のセレクトゴールド（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸部尚実騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったロンドンピストルから2馬身半差の2着に敗北した。

9月25日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳戦の園田プリンセスカップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で戸部尚実騎手（4戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

3歳（2003年）

3月14日、約5か月半の休み明けで迎えた6戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で戸部尚実騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3月24日、中0週で迎えた7戦目は、3歳戦のキング（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で戸部尚実騎手（6戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月18日、中3週で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で戸部尚実騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の駿蹄賞（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で戸部尚実騎手（8戦2勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月30日、中3週で迎えた10戦目は、3歳（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で戸部尚実騎手（9戦2勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月11日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦の早苗特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で戸部尚実騎手（10戦2勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったサンケイティーズから1馬身半差の2着となった。

6月18日、連闘で迎えた12戦目は、3歳戦のキング（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は12戦連続で戸部尚実騎手（11戦2勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞の東海クイーンカップ（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で戸部尚実騎手（12戦2勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったディアブロメガミからハナ差の2着となった。

7月16日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のサラ・クイーンカップ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で戸部尚実騎手（13戦2勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4歳（2004年）

1月4日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、愛知県競馬獣医師会春風賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったアイネスオペラから半馬身差の2着に敗北した。

5月7日、約4か月の休み明けで馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた16戦目は、一般B18（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったナックバーサから2馬身差の2着となった。

5月27日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた17戦目は、牝馬限定の一般C4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のマルタカチャームに3馬身の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

6月11日、中1週で迎えた18戦目は、麦秋特別（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったオーフェローから半馬身差の2着に敗北した。

7月7日、中3週で迎えた19戦目は、一般B17（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のオンワードヒエンをハナ差制して先頭ゴールを果たした。

8月25日、中6週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた20戦目は、ほうせんか特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で岡部誠騎手（5戦2勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月9日、中1週で迎えた21戦目は、一般B12（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で岡部誠騎手（6戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のワタリアンバーに4馬身の差をつけて5勝目を獲得した。

9月22日、中1週で迎えた22戦目は、サルビア特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（14戦2勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月5日、中1週で迎えた23戦目は、一般B9（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（7戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったローズヒップから1馬身差の2着に敗北した。

10月27日、中2週で迎えた24戦目は、一般B10（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（8戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月9日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた25戦目は、一般B9（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（9戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のホワイトソースに2馬身の差をつけて6勝目を手中に収めた。

11月29日、中2週で迎えた26戦目は、プラタナス特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（10戦4勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月22日、中2週で迎えた27戦目は、牝馬限定戦のラップランド賞（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（11戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のバンナフラッパーに3馬身の差をつけて制した。

5歳（2005年）

4月18日、約4か月の休養明けで迎えた28戦目は、一般B3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡部誠騎手（12戦5勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月2日、中1週で迎えた29戦目は、一般B3（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で岡部誠騎手（13戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

5月24日、中2週で迎えた30戦目は、牝馬限定戦のスズランさんおめでとう（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で岡部誠騎手（14戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサンキンエンプレスに2馬身の差をつけて優勝

6月6日、中1週で迎えた31戦目は、しらゆり特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で岡部誠騎手（15戦6勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

6月13日、連闘で迎えた32戦目は、一般B3（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（15戦2勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

7月4日、中2週で迎えた33戦目は、一般B4（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（16戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、カティサークにクビ差交わされて2着に甘んじた。

7月18日、中1週で迎えた34戦目は、一般B4（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（16戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアメリカンホーラーを上がり0位の末脚で半馬身差し切って9勝目を収める

8月9日、中2週で迎えた35戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、グラジオラス特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

8月22日、中1週で迎えた36戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般B2（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアズマノーブルに3馬身の差をつけて10勝目を達成した。

9月5日、中1週で迎えた37戦目は、サルビア特別（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（17戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のウォルトンウオリアに2馬身の差をつけて勝利数を11に伸ばす

9月26日、中2週で迎えた38戦目は、北海道遺産ばん馬記念（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（18戦7勝）。5頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のウェルカムワールドに1馬身の差をつけて勝利数を12に伸ばす

10月18日、中2週で迎えた39戦目は、一般A4（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（17戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた40戦目は、オープニング・カーニバル（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

6歳（2006年）

7月12日、約8か月半の休養明けで迎えた41戦目は、ゾロ目大好賞2（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（19戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したスリーストーリーを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

7月27日、中1週で迎えた42戦目は、一般B9（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（18戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るペアーネオを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って制した。

8月7日、中1週で迎えた43戦目は、オオクワガタ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（20戦8勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマグマエンジェルを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

8月22日、中1週で迎えた44戦目は、牝馬限定の一般B4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（21戦8勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ヴィエントバイラーにハナ差交わされて2着に甘んじた。

9月5日、中1週で迎えた45戦目は、牝馬限定の一般B4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（19戦4勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず5着に敗れた。

9月27日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた46戦目は、一般B6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（22戦8勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、タケイチビッグにハナ差交わされて2着に甘んじた。

10月10日、中1週で迎えた47戦目は、牝馬限定の一般B4（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（23戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカレンナケープに2馬身の差をつけて勝利数を14に伸ばす

10月23日、中1週で迎えた48戦目は、黄菊特別（名古屋ダート1900m 雨/稍重）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（20戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。