アズマノーブル（2001年生、母スリーソウツ）

アズマノーブル（2001年3月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋容姿が気高い、高潔である」。毛色は鹿毛。種牡馬のエルコンドルパサー（当時6歳）と交配したスリーソウツが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地6戦0勝2着1回、地方30戦5勝2着10回。主な勝ち鞍は2005年の設楽が原決戦場特別(一般B8)。

経歴

デビュー前

加用正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

12月7日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では末脚が冴えず14着に終わった。

12月21日、中1週で迎えた2戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ伸び切れず16着に終わった。

3歳（2004年）

4月21日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた3戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップパパイヤ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったマイティーサンダーから4馬身差の2着となった。

5月9日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、伸びてきたバンダムロッシ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

5月29日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で赤木高太郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に敗れた。

6月19日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で赤木高太郎騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

7月19日、中3週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた7戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のブレイズカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

8月8日、中2週で迎えた8戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

9月8日、中3週で迎えた9戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップグレープ賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月12日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、一般C4（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月24日、中5週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた11戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

4歳（2005年）

1月3日、中0週で迎えた12戦目は、一般C11（名古屋ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宇都英樹騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のカガヤクヒトミに7馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

1月20日、中1週で迎えた13戦目は、万作特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宇都英樹騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた14戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C6（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のトーアロブノールに1馬身半の差をつけて制した。

2月18日、中1週で迎えた15戦目は、ネコヤナギ特別（名古屋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のホワイトサイクロンに3馬身の差をつけて優勝

3月1日、中1週で迎えた16戦目は、設楽が原決戦場特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のスズカシャトルに半馬身の差をつけて4勝目を挙げた。

3月16日、中1週で迎えた17戦目は、清洲城特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったベルモントコロナから2馬身差の2着に敗北した。

3月25日、連闘で迎えた18戦目は、アザレア特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったブロッコダイナーから3馬身差の2着に敗北した。

4月12日、中2週で迎えた19戦目は、『大島屋』20周年記念（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で岡部誠騎手（5戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったキングクレイグから3/4馬身差の2着に敗北した。

4月19日、連闘で迎えた20戦目は、YAMADAHORSEFEED賞（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で岡部誠騎手（6戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた21戦目は、一般B5（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で岡部誠騎手（7戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったブロッコダイナーにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

5月17日、中1週で迎えた22戦目は、一般B4（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で岡部誠騎手（8戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月6日、中2週で迎えた23戦目は、一般B3（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で岡部誠騎手（9戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

6月13日、連闘で迎えた24戦目は、一般B3（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で岡部誠騎手（10戦3勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したロフティワンを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

7月4日、中2週で迎えた25戦目は、一般B3（名古屋ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は12戦連続で岡部誠騎手（11戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したクルセイズを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

7月18日、中1週で迎えた26戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、キリンビールクラシック杯（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアイライクスズカに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月9日、中2週で迎えた27戦目は、グラジオラス特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚を失くしてしまい8着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた28戦目は、一般B2（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（12戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したキクノレインボーを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

9月5日、中1週で迎えた29戦目は、一般B2（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（13戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた30戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、海津資材杯（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、バンナボレロに半馬身交わされて2着となった。

9月26日、連闘で迎えた31戦目は、文香・文菜誕生日おめでとう（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（14戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月3日、連闘で迎えた32戦目は、コスモス特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（15戦3勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた33戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、一般B2（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

10月24日、連闘で迎えた34戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、美濃菊特別（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ゼンノテキーラに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

11月3日、中0週で迎えた35戦目は、富士通賞（名古屋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は内田利雄騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。

12月5日、中4週で迎えた36戦目は、一般B2（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（16戦3勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。