ホワイトサイクロン（2001年生、母ロケットダンサー）

ホワイトサイクロン（2001年3月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋嵐のごとく」。毛色は栗毛。種牡馬のマジックマイルズ（当時16歳）と交配したロケットダンサーが15歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）道見牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方37戦14勝2着6回。2005年の笠松グランプリ(地方重賞)に勝利した他、2004年のサラブレッドヤングチャンピオン(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、道見牧場から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場され、石川県馬主協会によって535.5万円で落札された。

田嶋弘厩舎（金沢）へ入厩。

2歳（2003年）

6月29日、デビュー戦は藤川洋一郎騎手を鞍上に据えて、2歳（金沢ダート900m 曇/不良）に出走。馬体重は457kg。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、キタノオペラに交わされて5馬身差の2着となった。

8月26日、中7週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた2戦目は、2歳戦のアタック（金沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤川洋一郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るユキノスパークリーを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って初勝利を挙げた。

9月16日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた3戦目は、2歳地方重賞の兼六園ジュニアカップ（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤川洋一郎騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

11月16日、中8週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた4戦目は、2歳500万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で藤川洋一郎騎手（3戦1勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず10着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた5戦目は、2歳戦のアンタレス特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で藤川洋一郎騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

3歳（2004年）

1月4日、中3週で迎えた6戦目は、3歳地方重賞のサラブレッドヤングチャンピオン（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で藤川洋一郎騎手（5戦1勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

3月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、3歳（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で藤川洋一郎騎手（6戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエイトビートに約17馬身の大差をつけて制した。

12月13日、約8か月半の休養明けで迎えた8戦目は、江下英昭騎手を鞍上に迎えて、一般C2-7（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は垂れてしまい6着に敗れた。

12月27日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2-6（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で江下英昭騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るレオプロミネンスを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて3勝目を奪取した。

4歳（2005年）

1月20日、中2週で迎えた10戦目は、加藤誓二騎手を鞍上に迎えて、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のリカバリーショットに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

2月18日、中3週で迎えた11戦目は、ネコヤナギ特別（名古屋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤誓二騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったアズマノーブルから3馬身差の2着に敗北した。

4月3日、中5週で迎えた12戦目は、箔座杯（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は江下英昭騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のサマージャズを半馬身振り切って5勝目を奪取した。

4月25日、中2週で迎えた13戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、石川県馬主協会長賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

5月1日、連闘で迎えた14戦目は、春菜特別（金沢ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は江下英昭騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、で馬群を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のユウワンスイートに5馬身の差をつけて6勝目を手にした。

5月22日、中2週で迎えた15戦目は、石川県馬主協会長賞（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で江下英昭騎手（4戦3勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、キョクイチグッドにクビ差交わされて2着に惜敗した。

6月12日、中2週で迎えた16戦目は、北陸ペプシコーラ販売杯（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で江下英昭騎手（5戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、キョクイチグッドに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

6月26日、中1週で迎えた17戦目は、一般B3-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は松戸政也騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、で集団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のメジャービクトリーに7馬身の差をつけて7勝目を手中に収めた。

7月5日、連闘で迎えた18戦目は、一般B2-3（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松戸政也騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマルワサンライムを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて優勝

7月17日、中1週で迎えた19戦目は、石川県馬主協会長賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松戸政也騎手（3戦2勝）。6頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はルスナイパラダイスと並んで2着同着となった。

8月2日、中1週で迎えた20戦目は、夏木立特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は江下英昭騎手（6戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のグレイスフルに5馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月14日、中1週で迎えた21戦目は、北陸コカ・コーラボトリング（株）杯（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で江下英昭騎手（7戦4勝）。5頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るスイートアマポーラを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて10勝目を達成した。

9月20日、中4週で迎えた22戦目は、地方重賞のオータムカップ（笠松ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江下英昭騎手（8戦5勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

10月18日、中3週で迎えた23戦目は、プラタナス賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で江下英昭騎手（9戦5勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた24戦目は、タテマチグランディールカフェ杯（金沢ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で江下英昭騎手（10戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るマヤノオスカーを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って勝利数を11に伸ばす

11月23日、中1週で迎えた25戦目は、地方重賞の笠松グランプリ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で江下英昭騎手（11戦6勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のケンゴウザンに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月11日、中2週で迎えた26戦目は、地方重賞の中日杯（金沢ダート2300m 雪/不良）に出走。鞍上は7戦連続で江下英昭騎手（12戦7勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

5歳（2006年）

4月11日、約4か月の休養明けで迎えた27戦目は、ルビー特別（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は松戸政也騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた28戦目は、ルビー特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は江下英昭騎手（13戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエイリアンに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月6日、中1週で迎えた29戦目は、ルビー特別（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で江下英昭騎手（14戦8勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るエスジーバーニングを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて勝利数を14に伸ばす

5月31日、中3週で迎えた30戦目は、地方重賞の園田フレンドリーカップ（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江下英昭騎手（15戦9勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月20日、中2週で迎えた31戦目は、ルビー特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で江下英昭騎手（16戦9勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ビッグゴールドに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

7月2日、中1週で迎えた32戦目は、ダイヤモンド特別（金沢ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で江下英昭騎手（17戦9勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

12月27日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた33戦目は、ダイヤモンド特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で江下英昭騎手（18戦9勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

6歳（2007年）

1月18日、中2週で迎えた34戦目は、黄梅特別（名古屋ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は松戸政也騎手（5戦2勝）。6頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず3着に敗れた。

1月30日、中1週で迎えた35戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップガイア賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

4月12日、中9週で迎えた36戦目は、地方重賞の東海桜花賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は江下英昭騎手（19戦9勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい8着に終わった。

5月5日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた37戦目は、ダイヤモンド特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江下英昭騎手（20戦9勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

6月14日、中5週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた38戦目は、地方重賞のサマーカップ（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で江下英昭騎手（21戦9勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に終わった。