スイートアマポーラ（1998年生、母スイートテイタニア）

スイートアマポーラ（1998年5月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシンボリルドルフ（当時17歳）と交配したスイートテイタニアが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はシンボリ牧場。戦績は、中央平地20戦1勝2着1回、中央障害3戦0勝、地方14戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2003年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

高橋祥泰厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2000年）

11月5日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったプリセージに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月18日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京芝1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

3歳（2001年）

9月30日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

10月20日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた4戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

11月10日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林久晃騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

4歳（2002年）

3月14日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた6戦目は、平沢則雄騎手を鞍上に迎えて、一般C4チ（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のレーシングスパークに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4月21日、中4週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた7戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で蓑島靖典騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に敗れた。

7月27日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた9戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい9着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は蓑島靖典騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

8月24日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で蓑島靖典騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

11月10日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から26kg戻して迎えた12戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は小林久晃騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後はタレてしまい13着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた13戦目は、佐藤年毅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

5歳（2003年）

3月15日、約3か月半の休養明けで迎えた14戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月27日、約4か月半の休み明けで迎えた15戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は蓑島靖典騎手（4戦0勝）。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。

8月11日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、田嶋翔騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月20日、中5週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた17戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝2500m 雨/良）に出走。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のショウナンアカツキを半馬身振り切って久しぶりに美酒を浴びた。

10月4日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた18戦目は、3歳以上500万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線では決め手に欠いて18着に敗れた。

6歳（2004年）

3月20日、約5か月半の休み明けで迎えた19戦目は、4歳以上500万下の金山特別（中京芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は小林久晃騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず15着に敗れた。

5月15日、中7週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（新潟芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林久晃騎手（4戦0勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

6月6日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（東京芝2300m 雨/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（2戦1勝）。17頭立ての13番人気で16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

7歳（2005年）

1月30日、約8か月の休養明けで迎えた22戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は失速してしまい16着に終わった。

4月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は小林久晃騎手（5戦0勝）。15頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

5月22日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林久晃騎手（6戦0勝）。15頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

8月2日、中9週で馬体重を前走から26kg戻して迎えた25戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、一般B2-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のキョクイチグッドに7馬身の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

8月14日、中1週で迎えた26戦目は、渡辺壮騎手を鞍上に迎えて、北陸コカ・コーラボトリング（株）杯（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。5頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ホワイトサイクロンに交わされて1馬身半差の2着に敗れた。

9月13日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた27戦目は、一般B2-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺壮騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のケイエスローレルに5馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月2日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた28戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、恋路賞（金沢ダート1700m 雨/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に敗れた。

12月4日、中8週で迎えた29戦目は、美香&明子バースデー記念（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8歳（2006年）

1月2日、中3週で迎えた30戦目は、一般B1-2（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で中川雅之騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月23日、約3か月半の休み明けで迎えた31戦目は、池田敦騎手を鞍上に迎えて、一般C1-2（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のパラダイスアーチを3/4馬身振り切って優勝

5月3日、中0週で迎えた32戦目は、ムッ探知機!ただしワン金沢推参記念（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で池田敦騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサンマルムテキを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

5月21日、中2週で迎えた33戦目は、しゃくやく特別（金沢ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で池田敦騎手（2戦2勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず10着に敗れた。

5月30日、連闘で迎えた34戦目は、わらび特別（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で池田敦騎手（3戦2勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

6月11日、中1週で迎えた35戦目は、鬼束亮騎手を鞍上に迎えて、一般B3-3（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを進める。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、モルゲンスターンに半馬身交わされて2着となった。

6月25日、中1週で迎えた36戦目は、牝馬限定戦のブーゲンビリア賞（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鬼束亮騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

7月23日、中3週で迎えた37戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、一般B3-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。