パラダイスアーチ（2001年生、母ミストリアーチ）

パラダイスアーチ（2001年4月2日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「楽園にかける橋をイメージして」。毛色は鹿毛。種牡馬のジョリーズヘイロー（当時14歳）と交配したミストリアーチが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）梅田牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方10戦6勝2着2回。主な勝ち鞍は2004年の3歳。

経歴

デビュー前

長島茂夫厩舎（足利）へ入厩。

3歳（2004年）

8月19日、デビュー戦は内田利雄騎手を鞍上に据えて、3歳（宇都宮ダート1400m 晴/重）に出走。馬体重は503kg。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のゲットザグローリーに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月5日、中1週で迎えた2戦目は、一般C5ハ（宇都宮ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のコスモビリーブに約13馬身の大差をつけて制した。

9月18日、中1週で迎えた3戦目は、鈴木正騎手を鞍上に迎えて、一般C5（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のマイネルブリンクに9馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

4歳（2005年）

2月27日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、水出大介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

3月13日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた5戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず15着に敗れた。

4月16日、中4週で迎えた6戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に敗れた。

6月18日、中8週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

11月6日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から31kg増やして迎えた8戦目は、池田敦騎手を鞍上に迎えて、一般C4-2（金沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアドバンスダンスに3馬身の差をつけて休み明け初戦を物にした。

12月6日、中3週で迎えた9戦目は、一般C3-2（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で池田敦騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したニューワールドを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

5歳（2006年）

3月27日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた10戦目は、熊木良介騎手を鞍上に迎えて、一般C1-4（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトキノリボンに1馬身の差をつけて5勝目を獲得した。

4月9日、中1週で迎えた11戦目は、シリウス特別（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で熊木良介騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

4月23日、中1週で迎えた12戦目は、一般C1-2（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で熊木良介騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したスイートアマポーラを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

5月16日、中2週で迎えた13戦目は、一般B4-3（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で熊木良介騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るピースフルを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて6勝目を手に入れた。

9月19日、約4か月の休み明けで迎えた14戦目は、一般B4-3（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で熊木良介騎手（4戦2勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。