サンマルムテキ（2001年生、母カルメンスルー）

サンマルムテキ（2001年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋無敵」。毛色は鹿毛。種牡馬のマジックマイルズ（当時16歳）と交配したカルメンスルーが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は田端牧場。戦績は、中央平地10戦0勝2着1回、地方18戦9勝2着4回。主な勝ち鞍は2005年の石川県馬主協会長賞(一般C1-1)。

経歴

デビュー前

高木嘉夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

6月28日、デビュー戦は岩部純二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は464kg。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩部純二騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したセトノヒットを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

8月23日、中3週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（札幌ダート1000m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩部純二騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず11着に敗れた。

8月30日、連闘で迎えた5戦目は、2歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岩部純二騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に敗れた。

3歳（2004年）

5月8日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた6戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では全く伸びず11着に終わった。

4歳（2005年）

4月11日、約11か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに24kg増やして迎えた7戦目は、鬼束亮騎手を鞍上に迎えて、一般C3-3（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はシルクスクデットと並んで1着同着となった。

4月24日、中1週で迎えた8戦目は、石川県馬主協会長賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鬼束亮騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のアイエスビッグをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

5月8日、中1週で迎えた9戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、ジョッキー選抜ゴールド（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るエチゴマツリヒメを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月5日、中3週で迎えた10戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。

6月18日、中1週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた11戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず15着に終わった。

9月24日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた12戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 雨/重）に出走。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では速い脚を使えず15着に終わった。

10月29日、中4週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

5歳（2006年）

1月4日、中9週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた14戦目は、（社）石川県馬主協会長賞（金沢ダート1400m 雪/不良）に出走。鞍上は鬼束亮騎手（2戦2勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、リードを2馬身以上キープして、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したチャンスザチャンスを捕まえ切れず、4馬身差の2着となった。

3月28日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた15戦目は、一般C2-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鬼束亮騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエンプレスクイーンに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月9日、中1週で迎えた16戦目は、一般C1-4（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で鬼束亮騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のテイエムクロシオを半馬身振り切って5勝目を収める

4月23日、中1週で迎えた17戦目は、シリウス特別（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で鬼束亮騎手（5戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のコアレスシャトルをクビ差振り切って6勝目を手にした。

5月3日、中0週で迎えた18戦目は、ムッ探知機!ただしワン金沢推参記念（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で鬼束亮騎手（6戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、で集団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、スイートアマポーラにクビ差交わされて2着に甘んじた。

5月16日、中1週で迎えた19戦目は、つつじ特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で鬼束亮騎手（7戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るグランドヘリオスを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて勝利をモノにする

5月28日、中1週で迎えた20戦目は、一般B3-3（金沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で鬼束亮騎手（8戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のアトミックエージを3/4馬身振り切って8勝目を手中に収めた。

6月25日、中3週で迎えた21戦目は、金魚草特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で鬼束亮騎手（9戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

7月9日、中1週で迎えた22戦目は、祐司&麻衣子幸せ杯（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で鬼束亮騎手（10戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ティーケートロットに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

8月1日、中2週で迎えた23戦目は、一般B2-3（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で鬼束亮騎手（11戦7勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

9月12日、中5週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた24戦目は、蔵重よっさんご苦労様杯（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で鬼束亮騎手（12戦7勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に敗れた。

10月9日、中3週で迎えた25戦目は、金沢競馬売店組合大場売店杯（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で鬼束亮騎手（13戦7勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた26戦目は、一般B2-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で鬼束亮騎手（14戦7勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のエイシンフーチェンをアタマ差振り切って9勝目を掴み取った。

12月16日、中7週で迎えた27戦目は、権藤学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

6歳（2007年）

1月3日、中2週で迎えた28戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したステルスグリーンを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。