メジャービクトリー（2002年生、母シルキーマニッシュ）

メジャービクトリー（2002年3月13日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋勝利」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のヘクタープロテクター（当時14歳）と交配したシルキーマニッシュが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）見上牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方40戦5勝2着5回。2004年のサラブレッドヤングチャンピオン(地方重賞)に勝利した他、2005年の海遊亭リニューアルオープン記念(一般B3-1)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、見上牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、見上牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、石川県馬主協会によって451.5万円で落札された。

中川一男厩舎（金沢）へ入厩。

2歳（2004年）

7月26日、デビュー戦は中川雅之騎手を鞍上に据えて、2歳（金沢ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は469kg。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

8月24日、中3週で迎えた2戦目は、2歳戦のアンタレス特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（1戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したキタノカガヤキを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗れた。

9月14日、中2週で迎えた3戦目は、2歳（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で中川雅之騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のチューラに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月27日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のアタック（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で中川雅之騎手（3戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るキタノカガヤキを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って優勝

10月26日、中3週で迎えた5戦目は、端勝成騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のサラブレッドフレッシュカップ（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦のアンタレス特別（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は中川雅之騎手（4戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマロンファイターを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

11月28日、中2週で迎えた7戦目は、2歳500万下のあけび賞（京都芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（5戦2勝）。15頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

12月5日、連闘で迎えた8戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のサラブレッドヤングチャンピオン（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマルチロードスターに1馬身の差をつけて3勝目をマークした。

3歳（2005年）

1月3日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳戦のプリンセス特別石川県馬主協会長賞（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は中川雅之騎手（6戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月12日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、一般B2-3（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた11戦目は、若草特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中川雅之騎手（8戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

5月4日、連闘で迎えた12戦目は、江下英昭騎手を鞍上に迎えて、チューリップ賞（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

5月22日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、3歳地方重賞の北日本新聞杯（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は中川雅之騎手（9戦2勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

6月26日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた14戦目は、一般B3-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（10戦2勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したホワイトサイクロンを捕まえ切れず、7馬身差の2着となった。

7月26日、中3週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた15戦目は、3歳地方重賞のMRO金賞（金沢ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で中川雅之騎手（11戦2勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に終わった。

8月21日、中3週で迎えた16戦目は、一般B3-2（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で中川雅之騎手（12戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

9月4日、中1週で迎えた17戦目は、海遊亭リニューアルオープン記念（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で中川雅之騎手（13戦2勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したルスナイパラダイスを捕まえ切れず、4馬身差の2着となった。

9月18日、中1週で迎えた18戦目は、新潟県十日町から金沢競馬観戦記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で中川雅之騎手（14戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、逃げるキザキノシアトルを捕まえ切れず、6馬身差の2着に敗北した。

9月25日、連闘で迎えた19戦目は、馬具のトレマル杯（金沢ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で中川雅之騎手（15戦2勝）。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

10月25日、中3週で迎えた20戦目は、からまつ特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は江下英昭騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた21戦目は、（株）本田工務店紅葉杯（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は中川雅之騎手（16戦2勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトップウーマンに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月27日、中1週で迎えた22戦目は、一般B2-2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（17戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るイズミムテキを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

4歳（2006年）

1月2日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた23戦目は、北陸コカ・コーラボトリング株式会社杯（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で中川雅之騎手（18戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

3月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた24戦目は、アクアマリン特別（金沢ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で中川雅之騎手（19戦4勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に敗れた。

4月2日、連闘で迎えた25戦目は、アクアマリン特別（金沢ダート1900m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で中川雅之騎手（20戦4勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

4月16日、中1週で迎えた26戦目は、キャッツアイ特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で中川雅之騎手（21戦4勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた27戦目は、キャッツアイ特別（金沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で中川雅之騎手（22戦4勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた28戦目は、キャッツアイ特別（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で中川雅之騎手（23戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

5月28日、中1週で迎えた29戦目は、安部竜司騎手を鞍上に迎えて、キャッツアイ特別（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた30戦目は、キャッツアイ特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は中川雅之騎手（24戦4勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず9着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた31戦目は、キャッツアイ特別（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は端勝成騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず5着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた32戦目は、キャッツアイ特別（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で端勝成騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた33戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、キャッツアイ特別（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた34戦目は、キャッツアイ特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた35戦目は、アクアマリン特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は中川雅之騎手（25戦4勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

9月19日、中3週で迎えた36戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、キャッツアイ特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

10月3日、中1週で迎えた37戦目は、キャッツアイ特別（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で堀場裕充騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた38戦目は、アクアマリン特別（金沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず9着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた39戦目は、キャッツアイ特別（金沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は端勝成騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた40戦目は、アクアマリン特別（金沢ダート1900m 雨/稍重）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

12月12日、中3週で迎えた41戦目は、アクアマリン特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（4戦0勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に終わった。