キザキノシアトル（2002年生、母キタノサポート）

キザキノシアトル（2002年4月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「昔あった放牧場の呼び名（の）＋父名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のダンツシアトル（当時12歳）と交配したキタノサポートが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は青森県、生産者は北村牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方22戦10勝2着4回。2005年のMRO金賞(地方重賞)で3着に入った他、2005年の北日本新聞杯(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、北村牧場から「八戸市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

金田鼎厩舎（高崎）へ入厩。

2歳（2004年）

9月11日、デビュー戦は浅沼傑騎手を鞍上に据えて、2歳戦の駿馬2（高崎ダート900m 曇/良）に出走。馬体重は450kg。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のベルガースプリンタに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月3日、中2週で迎えた2戦目は、2歳戦のチャレンジカップ（高崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で浅沼傑騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月10日、連闘で迎えた3戦目は、2歳戦の若駒賞（高崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で浅沼傑騎手（2戦1勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったラモームリックから1馬身半差の2着となった。

10月25日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦の若駒賞（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で浅沼傑騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったドラゴンウィンから2馬身差の2着に敗北した。

11月8日、中1週で迎えた5戦目は、2歳（高崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で浅沼傑騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のブライトマリアに2馬身半の差をつけて2勝目をゲットした。

11月21日、中1週で迎えた6戦目は、2歳地方重賞の雷電賞（高崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で浅沼傑騎手（5戦2勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月19日、中3週で迎えた7戦目は、2歳戦の若駒賞（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で浅沼傑騎手（6戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のヒョウセイタダマサに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月30日、中1週で迎えた8戦目は、2歳地方重賞の二歳優駿（高崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で浅沼傑騎手（7戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

3歳（2005年）

4月3日、約3か月の休養明けで迎えた9戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、（株）本田工務店春光杯（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、エーピーパミールに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

4月17日、中1週で迎えた10戦目は、渡辺壮騎手を鞍上に迎えて、ヘアーズガーデンサンバスダービー（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るサンドリームパワーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて制した。

5月22日、中4週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の北日本新聞杯（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺壮騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた12戦目は、3歳A2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺壮騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るキタノカガヤキを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月21日、中1週で迎えた13戦目は、3歳A2（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺壮騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のコーワクイーンをアタマ差振り切って6勝目を獲得した。

7月26日、中4週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞のMRO金賞（金沢ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺壮騎手（4戦3勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月4日、中5週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下の瓢湖特別（新潟芝2200m 曇/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は6戦連続で渡辺壮騎手（5戦3勝）。18頭立ての8番人気で16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

9月18日、中1週で迎えた16戦目は、新潟県十日町から金沢競馬観戦記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で渡辺壮騎手（6戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のメジャービクトリーに6馬身の差をつけて7勝目を収める

10月2日、中1週で迎えた17戦目は、恋路賞（金沢ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で渡辺壮騎手（7戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた18戦目は、古性秀之騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のサラブレッド大賞典（金沢ダート1900m 晴/不良）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた19戦目は、箔座杯（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で古性秀之騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のワカリライアンスに1馬身の差をつけて勝利をモノにする

11月27日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた20戦目は、ひいらぎ特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で古性秀之騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったサンドシアターにねじ伏せられて4馬身差の2着に敗北した。

12月6日、連闘で迎えた21戦目は、さざんか特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で古性秀之騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のイズミムテキに4馬身の差をつけて9勝目を奪取した。

4歳（2006年）

1月2日、中3週で迎えた22戦目は、一般B1-2（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で古性秀之騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のサンドシアターをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

4月11日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、ルビー特別（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で古性秀之騎手（5戦3勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。