コーワクイーン（2002年生、母タケシバヒメコ）

コーワクイーン（2002年5月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋女王になるように」。毛色は鹿毛。種牡馬のマジックマイルズ（当時17歳）と交配したタケシバヒメコが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は出口宜己。戦績は、中央平地1戦0勝、地方17戦4勝2着3回。2004年のサラブレッドフレッシュカップ(地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

2歳のとき、出口宜己から「ひだかトレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

松野勝己厩舎（金沢）へ入厩。

2歳（2004年）

7月26日、デビュー戦は蔵重浩一郎騎手を鞍上に据えて、2歳（金沢ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は431kg。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマルチフォースワンに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月28日、中8週で馬体重を前走から41kg増やして迎えた2戦目は、2歳戦のアンタレス特別（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で蔵重浩一郎騎手（1戦1勝）。5頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ミツアキトッキューにハナ差交わされて2着に甘んじた。

10月12日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のアンタレス特別（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で蔵重浩一郎騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって6着に敗れた。

10月26日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた4戦目は、鬼束亮騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のサラブレッドフレッシュカップ（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のマルチロードスターをクビ差振り切って雨中の混戦を制した。

11月6日、中1週で迎えた5戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

11月24日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた6戦目は、2歳G3の兵庫ジュニアグランプリ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は鬼束亮騎手（1戦1勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず11着に終わった。

12月5日、中1週で馬体重を前走から19kg戻して迎えた7戦目は、2歳地方重賞のサラブレッドヤングチャンピオン（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鬼束亮騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に敗れた。

12月19日、中1週で迎えた8戦目は、徳留康豊騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアンタレス特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

3歳（2005年）

5月4日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から17kg減らして迎えた9戦目は、（株）三崎ストアー賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は鬼束亮騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、リードを5馬身以上保って、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞の北日本新聞杯（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鬼束亮騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

6月7日、中1週で迎えた11戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、3歳A2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた12戦目は、3歳A2（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は鬼束亮騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたキザキノシアトル決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

7月10日、中2週で迎えた13戦目は、いい息10年エクセレントブレス杯（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鬼束亮騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、キョクイチグッドに交わされて3馬身差の2着となった。

7月26日、中1週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞のMRO金賞（金沢ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鬼束亮騎手（7戦1勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた15戦目は、渡辺壮騎手を鞍上に迎えて、農協牛乳杯（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のスタンドアウェイを半馬身振り切って勝利をモノにする

9月18日、中5週で迎えた16戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、新潟県十日町から金沢競馬観戦記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

9月25日、連闘で迎えた17戦目は、馬具のトレマル杯（金沢ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は鬼束亮騎手（8戦1勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のレオスペクターに1馬身半の差をつけて4勝目を手に入れた。

12月6日、中9週で迎えた18戦目は、一般B2-2（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鬼束亮騎手（9戦2勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず12着に敗れた。