ドラゴンウィン（2002年生、母リュウウイン）

ドラゴンウィン（2002年6月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「竜＋母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のシャンハイ（当時13歳）と交配したリュウウインが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は青森県、生産者は（有）三浦牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方21戦11勝2着4回。2004年の雷電賞(地方重賞)に勝利した他、2004年の二歳優駿(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

森山英雄厩舎（高崎）へ入厩。

2歳（2004年）

8月13日、デビュー戦は金井正幸騎手を鞍上に据えて、2歳戦の駿馬1（高崎ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は461kg。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のツカサビゼンに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月3日、中6週で迎えた2戦目は、2歳戦のチャレンジカップ（高崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で金井正幸騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のベルガースプリンタに3/4馬身の差をつけて制した。

10月25日、中2週で迎えた3戦目は、2歳戦の若駒賞（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で金井正幸騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のキザキノシアトルに2馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

11月13日、中2週で迎えた4戦目は、2歳500万下（東京ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で金井正幸騎手（3戦3勝）。12頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

11月21日、連闘で迎えた5戦目は、2歳地方重賞の雷電賞（高崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で金井正幸騎手（4戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のビエントヌエボーに5馬身の差をつけて勝利をモノにする

12月22日、中3週で迎えた6戦目は、2歳G1の全日本2歳優駿（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で金井正幸騎手（5戦4勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

12月30日、連闘で迎えた7戦目は、2歳地方重賞の二歳優駿（高崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で金井正幸騎手（6戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、勝ったビエントヌエボーから3馬身差の2着に敗北した。

3歳（2005年）

1月23日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、3歳500万下の若竹賞（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は8戦連続で金井正幸騎手（7戦4勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が振るわず16着に終わった。

6月22日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から5kg戻して迎えた9戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の合歓特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り6着に敗れた。

7月30日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた10戦目は、3歳戦の芙蓉賞（川崎ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり7着に終わった。

10月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、3歳戦の御成特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のティーケースワローに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月28日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定戦のカムイユカラ特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフジノツヨシに8馬身の差をつけて6勝目を手にした。

11月11日、中1週で迎えた13戦目は、道志川特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を奪う形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、キョウエイアオバに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

11月25日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦の晩秋特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で内田博幸騎手（5戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のフジノツヨシに3馬身の差をつけて7勝目を獲得した。

12月16日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦のラピスラズリ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で内田博幸騎手（6戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったシュルードパーソンにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

12月31日、中1週で迎えた16戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のカウントダウン賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のクリダンサスに2馬身の差をつけて8勝目を手に入れた。

4歳（2006年）

1月23日、中2週で迎えた17戦目は、初春特別（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキセキテーストに5馬身の差をつけて9勝目を奪取した。

2月14日、中2週で迎えた18戦目は、フレンドリービット特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤隆騎手（2戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のメジャーワールドに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

3月13日、中3週で迎えた19戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のマーチ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したマズルブラストを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

4月18日、中4週で迎えた20戦目は、アゼリア特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤隆騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

6月20日、中8週で迎えた21戦目は、ハンデ戦のAKUWAABA!（アクワバ）賞（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るメーンエベンターを驚異的な末脚でアタマ差だけ差し切って制した。

7月13日、中2週で迎えた22戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、’06シーサイドカップ（大井ダート1200m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

10月18日、約3か月の休み明けで迎えた23戦目は、牝馬限定地方重賞のTCKディスタフ（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（7戦3勝）。15頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。競走中止となった。