マズルブラスト（2002年生、母セーヌリバー）

マズルブラスト（2002年5月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のホワイトマズル（当時12歳）と交配したセーヌリバーが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、地方75戦17勝2着14回。2007年、2011年と大井記念(S2)を2勝した他、2006年の東京記念(地方重賞)に勝利する活躍をした。その他にも重賞4勝を挙げた。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

川島正行厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2004年）

11月19日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 曇/不良）に出走。馬体重は500kg。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るコアレスターボを途轍もない末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月14日、中3週で迎えた2戦目は、2歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま強靭な粘り腰で持ち堪えて、最後は2着のトミケンブレーヴに3馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

3歳（2005年）

1月2日、中2週で迎えた3戦目は、3歳地方重賞のブルーバードカップ（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦2勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、勝ったタイムライアンにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

2月3日、中4週で迎えた4戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの’05雲取賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったシーチャリオットにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

3月2日、中3週で迎えた5戦目は、3歳地方重賞のしらさぎ賞（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったナイトスクールに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5月11日、中9週で迎えた6戦目は、3歳地方重賞の羽田盃（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露したが、3着に終わった。

6月8日、中3週で迎えた7戦目は、3歳地方重賞の東京ダービー（大井ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月13日、中4週で迎えた8戦目は、3歳G1のジャパンダートダービー（大井ダート2000m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は内田博幸騎手（3戦2勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が悪くなり13着に敗れた。

8月16日、中4週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の黒潮盃（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（4戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

4歳（2006年）

2月14日、約6か月の休養明けで迎えた10戦目は、ハンデ戦のアメジスト特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

3月13日、中3週で迎えた11戦目は、ハンデ戦のマーチ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（5戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のドラゴンウィンをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

4月4日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦のダイヤモンド特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（6戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

5月4日、中3週で迎えた13戦目は、ハンデ戦の皐月盃（船橋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（7戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では徐々に前との差を詰めて、最後は2着のショウナンシャトーをハナ差振り切って勝利をモノにする

5月25日、中2週で迎えた14戦目は、’06スターライトカップ（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（8戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のエトワールフルーヴに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月29日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた15戦目は、武蔵野オープン（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（9戦5勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7月21日、中2週で迎えた16戦目は、地方重賞のスパーキングサマーカップ（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で内田博幸騎手（10戦5勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

8月15日、中3週で迎えた17戦目は、’06アデレードシティカップ（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で内田博幸騎手（11戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、勝ったアンコーラにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

9月15日、中3週で迎えた18戦目は、デイリースポーツ賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で内田博幸騎手（12戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセイワクリスタルに6馬身の差をつけて6勝目をゲットした。

10月5日、中2週で迎えた19戦目は、地方重賞の東京記念（大井ダート2400m 雨/不良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（5戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のボンネビルレコードに5馬身の差をつけて制した。

11月3日、中3週で迎えた20戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、G1のJBCクラシック（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

12月6日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、総の国オープン（船橋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（6戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、ゲットゥザサミットにクビ差交わされて2着に甘んじた。

5歳（2007年）

2月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた22戦目は、地方重賞の金盃（大井ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（7戦1勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

3月7日、中1週で迎えた23戦目は、Jpn2のダイオライト記念（船橋ダート2400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（8戦1勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

5月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた24戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、S2の大井記念（大井ダート2600m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では豪脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のルースリンドに3馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

6月27日、中4週で迎えた25戦目は、Jpn1の帝王賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦1勝）。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はタレてしまい12着に敗れた。

11月21日、約5か月の休み明けで迎えた26戦目は、Jpn2の彩の国浦和記念（浦和ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（13戦6勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

12月24日、中4週で迎えた27戦目は、Jpn2の名古屋グランプリ（名古屋ダート2500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（14戦6勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に敗れた。

6歳（2008年）

5月14日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた28戦目は、S2の大井記念（大井ダート2600m 曇/不良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（9戦1勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に敗れた。

6月2日、中2週で迎えた29戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、隅田川オープン（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のコーワキングに6馬身の差をつけて9勝目を挙げた。

6月25日、中2週で迎えた30戦目は、Jpn1の帝王賞（大井ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は張田京騎手（2戦1勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり8着に終わった。

7月30日、中4週で迎えた31戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ハンデS3のサンタアニタトロフィー（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、チェレブラーレにクビ差交わされて2着に甘んじた。

8月11日、中1週で迎えた32戦目は、’08アデレードシティカップ（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持久力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のショーターザトッシに1馬身の差をつけて10勝目を達成した。

10月9日、中7週で迎えた33戦目は、S2の東京記念（大井ダート2400m 晴/不良）に出走。鞍上は張田京騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたルースリンド決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

11月26日、中6週で迎えた34戦目は、Jpn2の彩の国浦和記念（浦和ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

7歳（2009年）

1月3日、中4週で迎えた35戦目は、S3の報知オールスターカップ（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は川島正太郎騎手（1戦1勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

1月29日、中3週で迎えた36戦目は、多摩川オープン（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったエースオブタッチにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

2月18日、中2週で迎えた37戦目は、S2の金盃（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

3月26日、中4週で迎えた38戦目は、S2のマイルグランプリ（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は川島正太郎騎手（2戦1勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

5月13日、中6週で迎えた39戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、S2の大井記念（大井ダート2600m 曇/良）に出走。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、後続を5馬身以上離して、落ち着いたペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

10月22日、約5か月半の休み明けで迎えた40戦目は、’09ムーンライトカップ（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（4戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のゲイルバニヤンに2馬身の差をつけて久々の実戦を制した。

12月2日、中5週で迎えた41戦目は、S3の勝島王冠（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（5戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったセレンに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

8歳（2010年）

1月3日、中4週で迎えた42戦目は、S3の報知オールスターカップ（川崎ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（6戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るグランシュヴァリエを豪快な末脚で半馬身差し切って制した。

2月3日、中3週で迎えた43戦目は、S2の金盃（大井ダート2000m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（7戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のセレンを半馬身振り切って勝利数を13に伸ばす

3月17日、中5週で迎えた44戦目は、S2のマイルグランプリ（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（8戦4勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、4着に終わった。

5月19日、中8週で迎えた45戦目は、S2の大井記念（大井ダート2600m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で戸崎圭太騎手（9戦4勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい10着に敗れた。

11月9日、約6か月の休養明けで迎えた46戦目は、’10ムーンライトカップ（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で戸崎圭太騎手（10戦4勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では物凄い伸び脚を見せたが、伸びてきたロイヤルボス決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

12月1日、中2週で迎えた47戦目は、S3の勝島王冠（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で戸崎圭太騎手（11戦4勝）。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9歳（2011年）

1月4日、中4週で迎えた48戦目は、大師オープン（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で戸崎圭太騎手（12戦4勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヴァイタルシーズを半馬身差し切って圧倒的人気に応えた。

2月16日、中5週で迎えた49戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、S2の金盃（大井ダート2000m 晴/不良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

5月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた50戦目は、Jpn2のダイオライト記念（船橋ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（10戦1勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

5月25日、中2週で迎えた51戦目は、S2の大井記念（大井ダート2600m 晴/稍重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（13戦5勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のツルオカオウジをアタマ差振り切って先頭ゴールを果たした。

8月3日、中9週で迎えた52戦目は、S3のサンタアニタトロフィー（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（14戦6勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったカキツバタロイヤルに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

9月14日、中5週で迎えた53戦目は、S2の東京記念（大井ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（15戦6勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、勝ったテラザクラウドにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

10歳（2012年）

1月4日、約3か月半の休み明けで迎えた54戦目は、大師オープン（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（16戦6勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

2月15日、中5週で迎えた55戦目は、S2の金盃（大井ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（17戦6勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

3月29日、中5週で迎えた56戦目は、ハンデ戦でオープンの隅田川オープン（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で戸崎圭太騎手（18戦6勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり7着に敗れた。

5月23日、中7週で迎えた57戦目は、S2の大井記念（大井ダート2600m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で戸崎圭太騎手（19戦6勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

6月28日、中4週で迎えた58戦目は、ハンデ戦でオープンの武蔵野オープン（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は張田京騎手（5戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

9月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた59戦目は、S2の東京記念（大井ダート2400m 曇/不良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（20戦6勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

11歳（2013年）

1月4日、約3か月半の休養明けで迎えた60戦目は、大師オープン（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（11戦1勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

1月31日、中3週で迎えた61戦目は、多摩川オープン（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（12戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたトーセンアレス決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

3月13日、中5週で迎えた62戦目は、Jpn2のダイオライト記念（船橋ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（13戦1勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

4月9日、中3週で迎えた63戦目は、’13ブリリアントカップ（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

5月15日、中4週で迎えた64戦目は、佐藤裕太騎手を鞍上に迎えて、S2の大井記念（大井ダート2600m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

6月28日、中5週で迎えた65戦目は、ハンデ戦でオープンの武蔵野オープン（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（14戦1勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、クリーンに交わされて6馬身差の2着となった。

7月31日、中4週で迎えた66戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、ハンデS3のサンタアニタトロフィー（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

9月25日、中7週で迎えた67戦目は、東京中日スポーツ盃（船橋ダート1700m 小雨/重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（15戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

11月6日、中5週で迎えた68戦目は、S2のマイルグランプリ（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（16戦1勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

12歳（2014年）

1月4日、中7週で迎えた69戦目は、大師オープン（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のナムラオウドウに1馬身半の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

1月30日、中3週で迎えた70戦目は、多摩川オープン（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（2戦1勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

3月13日、中5週で迎えた71戦目は、ハンデ戦でオープンの隅田川オープン（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のトーセンヤッテキタに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月21日、中9週で迎えた72戦目は、地方重賞の川崎マイラーズ（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は張田京騎手（6戦1勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

6月26日、中4週で迎えた73戦目は、ハンデ戦でオープンの武蔵野オープン（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（17戦1勝）。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい13着に敗れた。

10月28日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた74戦目は、千葉日報賞（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は張田京騎手（7戦1勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

13歳（2015年）

3月17日、約4か月半の休み明けで迎えた75戦目は、ハンデ戦でオープンの隅田川オープン（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（18戦1勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。