チェレブラーレ（2004年生、母ヴィンチェンテ）

チェレブラーレ（2004年3月1日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のブラックホーク（当時10歳）と交配したヴィンチェンテが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は藤巻則弘。戦績は、地方26戦10勝2着4回。2008年のサンタアニタトロフィー(ハンデS3)に勝利した他、2008年のゴールドカップ(S3)を制する活躍をした。その他にも重賞1勝を挙げた。

経歴

デビュー前

1歳のとき、藤巻則弘から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

北川数男厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2006年）

5月4日、デビュー戦は千葉津代士騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したカルパントラスを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

5月10日、連闘で迎えた2戦目は、中村裕司騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のルーキーチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るフロスティブルーを上がり1位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月25日、約5か月半の休養明けで迎えた3戦目は、2歳オープンのマリエンバード賞（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中村裕司騎手（1戦1勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンのマヤノトップガン賞（札幌(地)ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で中村裕司騎手（2戦1勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、リードを2馬身以上保って、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

3歳（2007年）

1月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るダンディシャークを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って2勝目をつかんだ。

2月23日、中4週で迎えた6戦目は、3歳戦の若獅子特別（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦1勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のリコーレッドに2馬身の差をつけて勝利をモノにする

3月30日、中4週で迎えた7戦目は、3歳戦のもくれん特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のムーンハウリングに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月9日、中5週で迎えた8戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、3歳S1の羽田盃（大井ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

6月6日、中3週で迎えた9戦目は、3歳S1の東京ダービー（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず9着に終わった。

7月12日、中4週で迎えた10戦目は、アルタイル賞（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（3戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で急追したが、抜け出したベローチェを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

8月15日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた11戦目は、3歳S2の黒潮盃（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入った。

9月21日、中4週で迎えた12戦目は、爽秋賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（3戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では驚異的な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のペリーに3馬身の差をつけて5勝目を収める

11月1日、中5週で迎えた13戦目は、フォーマルハウト賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（4戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のウエノマルタロベエに1馬身3/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月29日、中3週で迎えた14戦目は、’07メトロポリタンノベンバーカップ（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（5戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、伸びてきたレッドドラゴン決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

12月31日、中4週で迎えた15戦目は、ゆりかもめオープン（大井ダート1800m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で張田京騎手（6戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のケイアイガードを3/4馬身振り切って7勝目を手中に収めた。

4歳（2008年）

2月6日、中4週で迎えた16戦目は、S3の報知グランプリカップ（船橋ダート1800m 雪/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で張田京騎手（7戦3勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

3月13日、中4週で迎えた17戦目は、ブラッドストーン賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で張田京騎手（8戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、サウンドイモンにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

4月10日、中3週で迎えた18戦目は、’08ブリリアントカップ（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で張田京騎手（9戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のアートルマンを半馬身振り切って8勝目を挙げた。

5月14日、中4週で迎えた19戦目は、S2の大井記念（大井ダート2600m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で張田京騎手（10戦4勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、4着に終わった。

7月2日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、S3のゴールドカップ（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で張田京騎手（11戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクレイアートビュンに4馬身の差をつけて9勝目を手中に収めた。

7月30日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデS3のサンタアニタトロフィー（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で張田京騎手（12戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマズルブラストを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って制した。

5歳（2009年）

10月22日、約15か月の休養明けで迎えた22戦目は、’09ムーンライトカップ（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で張田京騎手（13戦6勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場なく12着に敗れた。

6歳（2010年）

3月17日、約5か月の休み明けで迎えた23戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、S2のマイルグランプリ（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に敗れた。

4月8日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦でオープンのゆりかもめオープン（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柏木健宏騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に終わった。

5月12日、中4週で迎えた25戦目は、S3の川崎マイラーズ（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は張田京騎手（14戦6勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

7月2日、中6週で迎えた26戦目は、ハンデ戦でオープンの武蔵野オープン（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（15戦6勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。