ナイトスクール（2002年生、母Good Enough）

ナイトスクール（2002年4月16日）は、イギリスで生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のMachiavellian（当時15歳）と交配したGood Enoughが8歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、地方23戦11勝2着2回。2005年のしらさぎ賞(地方重賞)に勝利した他、2005年のニューイヤーカップ(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

坂本昇厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2004年）

9月24日、デビュー戦は佐藤隆騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。馬体重は501kg。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて難なく抜け出し、最後は2着のウエストチェスターに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月26日、中4週で迎えた2戦目は、2歳戦のハロウィーン特別（船橋ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた3戦目は、2歳戦のナドアルシバ競馬場カップ（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤隆騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って7着に敗れた。

12月14日、中3週で迎えた4戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のシーサイドホープ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では印象的な伸び脚で驀進したが、タイムライアンに交わされて3馬身差の2着となった。

3歳（2005年）

1月12日、中3週で迎えた5戦目は、3歳地方重賞のニューイヤーカップ（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジルハーに7馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

3月2日、中6週で迎えた6戦目は、3歳地方重賞のしらさぎ賞（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪う形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のマズルブラストに2馬身半の差をつけて3勝目を掴み取った。

4歳（2006年）

4月3日、約13か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた7戦目は、ハンデ戦のエイプリル特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のリュウノーザンに2馬身半の差をつけて久しぶりの実戦を物にした。

5月18日、中5週で迎えた8戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、皐月特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて、最後は2着のゼレンカをクビ差振り切って破竹の4連勝を決めた。

6月13日、中3週で迎えた9戦目は、水無月特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて、最後は2着のドラゴンシャークに1馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

7月13日、中3週で迎えた10戦目は、’06シーサイドカップ（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（5戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したブローザウインドを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月2日、中2週で迎えた11戦目は、ハンデ地方重賞のサンタアニタトロフィー（大井ダート1600m 内回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は山田信大騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

9月19日、中6週で迎えた12戦目は、ハンデ戦の月の雫特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（6戦4勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のリンカーンスターに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

10月26日、中4週で迎えた13戦目は、ハンデ戦の良月特別（船橋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（7戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のリンカーンスターをアタマ差振り切って8勝目を掴み取った。

5歳（2007年）

12月26日、約14か月の休養明けで迎えた14戦目は、S3のテレビ埼玉杯（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は山田信大騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって9着に敗れた。

6歳（2008年）

1月10日、中1週で迎えた15戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の千葉テレビ放送盃（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

2月28日、中6週で迎えた16戦目は、ハンデ戦のきさらぎ特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のザマローレルに2馬身の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

4月3日、中4週で迎えた17戦目は、ハンデ戦の鳥待月特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では生得の持続力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のブラックサーボに3馬身の差をつけて勝利をモノにする

5月6日、中4週で迎えた18戦目は、ハンデ戦の皐月盃（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

6月11日、中4週で迎えた19戦目は、S3のグランドマイラーズ（船橋ダート1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で今野忠成騎手（4戦2勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。最後はタレてしまい6着に敗れた。

7月2日、中2週で迎えた20戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、S3のゴールドカップ（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に敗れた。

7歳（2009年）

11月19日、約17か月の休み明けで馬体重を前走から15kg減らして迎えた21戦目は、佐藤裕太騎手を鞍上に迎えて、習志野きらっと特別（船橋ダート1700m 雨/不良）に出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のセトノギムレットに2馬身半の差をつけて久しぶりの一戦を制した。

12月23日、中4週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた22戦目は、S3のオーバルスプリント（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤裕太騎手（1戦1勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は勢いを失って11着に終わった。

8歳（2010年）

2月17日、中7週で迎えた23戦目は、S3の報知グランプリカップ（船橋ダート1800m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で佐藤裕太騎手（2戦1勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。