ザマローレル（2004年生、母バトルプロージット）

ザマローレル（2004年4月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のサクラローレル（当時13歳）と交配したバトルプロージットが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は福岡駿弥。戦績は、地方31戦4勝2着6回。2007年の’07雲取賞に勝利した他、2006年の若武者賞を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

岩本洋厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2006年）

6月13日、デビュー戦は佐藤博紀騎手を鞍上に据えて、2歳（川崎ダート900m 曇/稍重）に出走。馬体重は477kg。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮やかな末脚を炸裂させて、最後は2着のキパルラに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

7月6日、中2週で迎えた2戦目は、2歳（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤博紀騎手（1戦1勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のロイヤルワレンダーに4馬身の差をつけて2勝目を手にした。

9月11日、中9週で迎えた3戦目は、2歳オープンの若駒特別（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤博紀騎手（2戦2勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったドンテーラーに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

9月29日、中2週で迎えた4戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの若武者賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のキンノライチョウをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

11月8日、中5週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞のハイセイコー記念（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったロイヤルボスに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月13日、中4週で迎えた6戦目は、2歳G1の全日本2歳優駿（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦1勝）。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

3歳（2007年）

1月17日、中4週で迎えた7戦目は、3歳地方重賞のニューイヤーカップ（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、レッドドラゴンにクビ差交わされて2着となった。

2月19日、中4週で迎えた8戦目は、3歳オープンの’07雲取賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鬼脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のゲットアライフに1馬身の差をつけて4勝目をつかんだ。

3月28日、中4週で迎えた9戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の京浜盃（大井ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月8日、約7か月半の休養明けで迎えた10戦目は、ハンデ戦の霜月特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

11月28日、中2週で迎えた11戦目は、ハンデ戦の一般A3以下（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は佐藤博紀騎手（3戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に敗れた。

12月20日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦のウインターイルミネーションハンデ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤博紀騎手（4戦2勝）。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

4歳（2008年）

1月4日、中1週で迎えた13戦目は、大師オープン（川崎ダート1600m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で佐藤博紀騎手（5戦2勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

1月31日、中3週で迎えた14戦目は、多摩川オープン（川崎ダート1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で佐藤博紀騎手（6戦2勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

2月28日、中3週で迎えた15戦目は、ハンデ戦のきさらぎ特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤博紀騎手（7戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったナイトスクールに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3月27日、中3週で迎えた16戦目は、’08スプリングカップ（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（5戦2勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では出色の末脚を披露したが、3着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦の卯月特別（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（6戦2勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、3着に入った。

5月22日、中4週で迎えた18戦目は、ハンデ戦の皐月特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（7戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったリスキーアフェアに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

6月17日、中3週で迎えた19戦目は、ハンデ戦の水無月特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（8戦2勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったリスキーアフェアに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

5歳（2009年）

7月16日、約13か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた20戦目は、山林堂信彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の三浦すいか特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた21戦目は、’09 スパーキングサマーチャレンジ（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（9戦2勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

8月20日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦の葉月特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

9月4日、中1週で迎えた23戦目は、ハンデ戦の長月特別（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（10戦2勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

10月6日、中4週で迎えた24戦目は、ハンデ戦のよみうりランド賞（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（11戦2勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた25戦目は、’09ムーンライトカップ（大井ダート1600m 内回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（12戦2勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

11月10日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦の日高特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（13戦2勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた27戦目は、ハンデ戦の霜月特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（14戦2勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

7歳（2011年）

1月2日、約13か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、初富士賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

1月24日、中2週で迎えた29戦目は、睦月特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

3月1日、中4週で迎えた30戦目は、白富士特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（15戦2勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

4月13日、中5週で迎えた31戦目は、絆特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（16戦2勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。