キパルラ（2004年生、母ラムールバンブー）

キパルラ（2004年4月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「どちら様ですか（伊）」。毛色は鹿毛。種牡馬のエイシンキャメロン（当時8歳）と交配したラムールバンブーが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は中村理恵。戦績は、中央平地1戦0勝、地方13戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2008年の涼風特別(一般C1以下)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、中村農場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

内田勝義厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2006年）

6月13日、デビュー戦は的場文男騎手を鞍上に据えて、2歳（川崎ダート900m 曇/稍重）に出走。馬体重は523kg。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では卓出した伸び脚で急追したが、抜け出したザマローレルを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

7月6日、中2週で迎えた2戦目は、2歳（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

10月30日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、2歳（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

11月21日、中2週で迎えた4戦目は、2歳（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は的場文男騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ラブスプラッシュに半馬身交わされて2着に敗北した。

12月15日、中2週で迎えた5戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳（川崎ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったイチモンジに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

3歳（2007年）

1月2日、中2週で迎えた6戦目は、3歳（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて、最後は2着のアグネスターフに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

1月16日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦のツインエース特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のアグネスターフに3馬身の差をつけて制した。

1月29日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の若竹特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、勝ったドミナンスデザートに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

2月17日、中2週で迎えた9戦目は、3歳500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（4戦2勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず15着に終わった。

4歳（2008年）

4月14日、約14か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るブルートリポスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて久方ぶりの実戦を物にした。

5月21日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた11戦目は、新緑特別（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた12戦目は、一般C1四（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた13戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、涼風特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るシーベルリーフを交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて制した。

8月7日、中6週で迎えた14戦目は、シーブリーズ特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。