イチモンジ（2004年生、母グロリアスアロー）

経歴

デビュー前

2歳（2006年）

11月1日、デビュー戦は酒井忍騎手を鞍上に据えて、2歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は467kg。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、トキノミスフレンチに交わされて1馬身半差の2着となった。

11月29日、中3週で迎えた2戦目は、2歳（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、抜け出したリコーレッドを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

12月15日、中1週で迎えた3戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、2歳（川崎ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキパルラに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2007年）

1月2日、中2週で迎えた4戦目は、3歳オープンの’07サンライズチャレンジ（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

1月17日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた5戦目は、3歳戦のフレッシュドリーム賞（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。主導権を奪い、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のシーホアンを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

2月13日、中3週で迎えた6戦目は、3歳戦のツインドリーム特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田信大騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のマーベルージュに3馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

3月28日、中5週で迎えた7戦目は、3歳地方重賞の京浜盃（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山田信大騎手（4戦3勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた8戦目は、3歳S3のクラウンカップ（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で山田信大騎手（5戦3勝）。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた9戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、3歳S3の東京湾カップ（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

6月6日、中4週で迎えた10戦目は、3歳S1の東京ダービー（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

6月25日、中2週で迎えた11戦目は、ムーンビーチ賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は酒井忍騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして、最後は2着のサウンドイモンに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月22日、中3週で迎えた12戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のオパールカップ（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月15日、中2週で迎えた13戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳S2の黒潮盃（大井ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

8月30日、中1週で迎えた14戦目は、夏祭り特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は酒井忍騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり6着に敗れた。

9月13日、中1週で迎えた15戦目は、3歳S3の戸塚記念（川崎ダート2100m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（4戦1勝）。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪い、緩いペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

10月3日、中2週で迎えた16戦目は、Jpn2の東京盃（大井ダート1200m 曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は水野貴史騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は垂れてしまい11着に終わった。

10月30日、中3週で迎えた17戦目は、夕刊フジ賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

11月19日、中2週で迎えた18戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、山茶花特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。端をきり、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、サイレントハナに半馬身交わされて2着となった。

4歳（2008年）

6月19日、約7か月の休養明けで迎えた19戦目は、ジューンスター賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は水野貴史騎手（4戦0勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

7月15日、中3週で迎えた20戦目は、三浦すいか特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（5戦0勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

8月19日、中4週で迎えた21戦目は、綺羅星特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴史騎手（6戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

9月7日、中2週で迎えた22戦目は、保土ヶ谷宿特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で水野貴史騎手（7戦0勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に敗れた。

9月30日、中2週で迎えた23戦目は、爽秋特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、リュウノキングダムに交わされて1馬身半差の2着となった。

10月16日、中1週で迎えた24戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、マルチサドル特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のクレセントクレストに4馬身の差をつけて5勝目をゲットした。

11月13日、中3週で迎えた25戦目は、トパーズ賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に敗れた。

12月12日、中3週で迎えた26戦目は、一陽特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は失速してしまい6着に敗れた。

5歳（2009年）

1月1日、中2週で迎えた27戦目は、迎春賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

1月26日、中3週で迎えた28戦目は、昇龍特別（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るストロングライデンを異次元の末脚でクビ差だけ差し切って6勝目をゲットした。

2月24日、中3週で迎えた29戦目は、白富士特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（4戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

3月18日、中2週で迎えた30戦目は、ハンデ戦の弥生特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（5戦1勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のリュウノキングダムを半馬身振り切って7勝目を手中に収めた。

4月30日、中5週で迎えた31戦目は、ハンデ戦の卯月賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で御神本訓史騎手（6戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。

5月29日、中3週で迎えた32戦目は、ハンデ戦の緑風賞（浦和ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で御神本訓史騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ウツミランカスターに半馬身交わされて2着に敗北した。

6歳（2010年）

2月23日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた33戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、白富士特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のタンゴノセックに2馬身の差をつけて久方ぶりの実戦を物にした。

4月2日、中4週で迎えた34戦目は、箱根宿特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のタンゴノセックに2馬身の差をつけて9勝目を手中に収めた。

4月28日、中3週で迎えた35戦目は、ハンデ戦の卯月特別（浦和ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。