ツルオカオウジ（2007年生、母ミノンタイトル）

ツルオカオウジ（2007年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はサラブレッド系で、毛色は青鹿毛。種牡馬のメイセイオペラ（当時13歳）と交配したミノンタイトルが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）中原牧場。戦績は、地方32戦6勝2着5回。2010年の黒潮盃(S2)に勝利した他、2011年の’11ブリリアントカップを制する活躍をした。その他にも重賞1勝を挙げた。

経歴

デビュー前

久保与造厩舎（小林）へ入厩。

2歳（2009年）

6月3日、デビュー戦は酒井忍騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は519kg。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

6月22日、中2週で迎えた2戦目は、2歳（大井ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

7月21日、中3週で迎えた3戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪い、息の入らないペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のキングチーターに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

8月23日、中4週で迎えた4戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のドラゴンキラリを半馬身振り切って2勝目を掴み取った。

9月28日、中4週で迎えた5戦目は、2歳戦のつばめ特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

10月19日、中2週で迎えた6戦目は、2歳戦のはくたか特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったテラザクラウドにねじ伏せられてハナ差の2着に甘んじた。

3歳（2010年）

4月23日、約6か月の休み明けで迎えた7戦目は、3歳戦の東京ダービートライアル（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で町田直希騎手（3戦1勝）。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚が止まってしまい8着に終わった。

5月19日、中3週で迎えた8戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の菖蒲特別（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦の若竹賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして、最後は2着のエスケイガナールに1馬身3/4の差をつけて3勝目をゲットした。

7月11日、中5週で迎えた10戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、東京サマーランド賞（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のニューオーザをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

8月17日、中4週で迎えた11戦目は、3歳S2の黒潮盃（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は町田直希騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のドラゴンキラリをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

10月21日、中8週で迎えた12戦目は、’10メトロポリタンオクトーバーカップ競走（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（5戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、抜け出したダノンエリモトップを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

12月1日、中5週で迎えた13戦目は、S3の勝島王冠（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（6戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。

4歳（2011年）

2月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、S2の金盃（大井ダート2000m 晴/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で町田直希騎手（7戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

4月21日、中8週で迎えた15戦目は、’11ブリリアントカップ（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で町田直希騎手（8戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のルクレルクを半馬身振り切って優勝

5月25日、中4週で迎えた16戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、S2の大井記念（大井ダート2600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のように急駛したが、伸びてきたマズルブラスト決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

11月2日、約5か月半の休み明けで迎えた17戦目は、S2のマイルグランプリ（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は町田直希騎手（9戦3勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

11月30日、中3週で迎えた18戦目は、S3の勝島王冠（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（10戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したスマートインパルスにクビ差届かず2着に甘んじた。

12月29日、中3週で迎えた19戦目は、G1の東京大賞典（大井ダート2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦1勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

5歳（2012年）

11月28日、約11か月の休養明けで迎えた20戦目は、S3の勝島王冠（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は町田直希騎手（11戦3勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

12月31日、中4週で迎えた21戦目は、ハンデ戦でオープンのおおとりオープン（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（12戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では卓抜な伸びを見せたが、勝ったセントマーチにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

6歳（2013年）

2月20日、中6週で迎えた22戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、S2の金盃（大井ダート2000m 晴/重）に出走。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

4月9日、中6週で迎えた23戦目は、加藤和博騎手を鞍上に迎えて、’13ブリリアントカップ（大井ダート2000m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では稲妻の如き末脚を発揮し、4着に入った。

12月31日、約9か月の休養明けで迎えた24戦目は、ハンデ戦でオープンのおおとりオープン（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和博騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では出色の末脚を繰り出し、3着に入った。

7歳（2014年）

2月5日、中4週で迎えた25戦目は、S2の金盃（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和博騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着を確保した。

5月14日、約3か月半の休み明けで迎えた26戦目は、S2の大井記念（大井ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は町田直希騎手（13戦3勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

6月26日、中5週で迎えた27戦目は、ハンデ戦でオープンの武蔵野オープン（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（14戦3勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月30日、中4週で迎えた28戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、ハンデS3のサンタアニタトロフィー（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

9月15日、中6週で迎えた29戦目は、S2の東京記念（大井ダート2400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

10月22日、中4週で迎えた30戦目は、S2のマイルグランプリ（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で達城龍次騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着を確保した。

11月26日、中4週で迎えた31戦目は、S3の勝島王冠（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で達城龍次騎手（3戦0勝）。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着を確保した。

8歳（2015年）

7月29日、約8か月の休養明けで迎えた32戦目は、ハンデS3のサンタアニタトロフィー（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は町田直希騎手（15戦3勝）。15頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり13着に終わった。