セントマーチ（2008年生、母アートロマン）

セントマーチ（2008年2月15日）は、日本の競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のデュランダル（当時9歳）と交配したアートロマンが17歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は大典牧場（有）。戦績は、地方39戦7勝2着11回。2012年のおおとりオープン(ハンデ)に勝利した他、2011年の優駿スプリント(S3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

荒山勝徳厩舎（小林）へ入厩。

2歳（2010年）

7月16日、デビュー戦は今野忠成騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は461kg。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったエルヴィエントに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

8月16日、中3週で迎えた2戦目は、2歳戦のフレッシュスター特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のピーチマキアートに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2011年）

2月18日、約6か月の休養明けで迎えた3戦目は、3歳戦の若獅子特別（大井ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

4月18日、中7週で迎えた4戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、3歳S2の京浜盃（大井ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

5月13日、中3週で迎えた5戦目は、3歳オープンの東京ダービートライアル（大井ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦の菖蒲特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るキヌガサヒーローを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月29日、中4週で迎えた7戦目は、3歳S3の優駿スプリント（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（5戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、抜け出したミヤサンキューティに3/4馬身届かず2着に敗北した。

7月31日、中4週で迎えた8戦目は、トゥインクルバースデイ賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（6戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、抜け出したキタサンギャラントにクビ差届かず2着に甘んじた。

8月16日、中1週で迎えた9戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳S2の黒潮盃（大井ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

4歳（2012年）

2月10日、約6か月の休養明けで迎えた10戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、如月特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したセンゲンコスモにアタマ差届かず2着に甘んじた。

3月16日、中4週で迎えた11戦目は、小金牧特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

4月3日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、アンデルセン特別（船橋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして、最後は2着のリアライズペガサスを半馬身振り切って1番人気に応えた。

5月1日、中3週で迎えた13戦目は、新緑特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したヴォルテックスを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月29日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、ロマンティックナイト賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（7戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のライトレジーナに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月31日、中4週で迎えた15戦目は、トゥインクルバースデイカップ（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（8戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のカシマリュウジンに1馬身3/4の差をつけて圧倒的人気に応えた。

10月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた16戦目は、スポーツニッポン賞（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（9戦4勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、勝ったプーラヴィーダに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

12月6日、中5週で迎えた17戦目は、ハンデ戦のアクアライン特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（10戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、最後はビービーガザリアスと並んで3着同着となった。

12月31日、中3週で迎えた18戦目は、ハンデ戦でオープンのおおとりオープン（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で今野忠成騎手（11戦4勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のツルオカオウジに1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

5歳（2013年）

1月25日、中3週で迎えた19戦目は、ガーネット賞（大井ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で今野忠成騎手（12戦5勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、勝ったフォーティファイドに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

3月7日、中5週で迎えた20戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、ブラッドストーン賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったマルタシュンプウに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月13日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、オーガスト賞（大井ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた22戦目は、東京中日スポーツ賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るゴールドメダルを豪脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて7勝目をつかんだ。

11月7日、中9週で迎えた23戦目は、渋谷区の妖精あいりっすん賞（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（3戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、伸びてきたビタースウィート決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

11月26日、中2週で迎えた24戦目は、インタラクションカップ（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で御神本訓史騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月31日、中4週で迎えた25戦目は、ハンデ戦でオープンのおおとりオープン（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で御神本訓史騎手（5戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

6歳（2014年）

1月21日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦のガーネット賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

5月15日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのゆりかもめオープン（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

6月5日、中2週で迎えた28戦目は、ムーンストーン賞（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（13戦5勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

7月8日、中4週で迎えた29戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、’14スターライトカップ（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったグランディオーソに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

8月15日、中4週で迎えた30戦目は、オーガスト賞（大井ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で柏木健宏騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた31戦目は、東京中日スポーツ賞（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（6戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

9月18日、中2週で迎えた32戦目は、オフトひたちなか賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は柏木健宏騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

10月23日、中4週で迎えた33戦目は、文の京特別（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柏木健宏騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に敗れた。

11月13日、中2週で迎えた34戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、オープス磐梯賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

7歳（2015年）

6月16日、約7か月の休み明けで迎えた35戦目は、江川伸幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの短夜賞（船橋ダート1800m 曇/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

7月7日、中2週で迎えた36戦目は、’15スターライトカップ（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で江川伸幸騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

8歳（2016年）

8月18日、約13か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた37戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、日商プロパン石油特別（門別ダート1700m 晴/重）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

9月1日、中1週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた38戦目は、日高軽種馬青年部連合会特別（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったワットロンクンに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

10月12日、中5週で迎えた39戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の瑞穂賞（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。