ペアーネオ（2002年生、母サントラップ）

ペアーネオ（2002年5月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋新しい」。毛色は鹿毛。種牡馬のマルブツセカイオー（当時12歳）と交配したサントラップが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は原達也。戦績は、中央平地1戦0勝、地方34戦12勝2着8回。2007年の尾張名古屋杯(地方重賞)で2着に入った他、2004年のサラ・プリンセス特別(牝地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

斉藤弘光厩舎（名古屋）へ入厩。

2歳（2004年）

7月21日、デビュー戦は岡部誠騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュゴールド（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は426kg。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のゴールドターンに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月26日、中4週で迎えた2戦目は、2歳（名古屋ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のシンメイヴォーレに3馬身の差をつけて制した。

9月22日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳戦の園田プリンセスカップ（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦2勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

10月10日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳500万下のりんどう賞（京都芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（3戦2勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き7着に終わった。

11月5日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のサラ・プリンセス特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月2日、中3週で迎えた6戦目は、2歳戦の南陽大橋特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡部誠騎手（5戦2勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のナツノビリーヴをクビ差制して1着ゴールを果たした。

12月27日、中3週で迎えた7戦目は、2歳地方重賞のライデンリーダー記念（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で岡部誠騎手（6戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

3歳（2005年）

3月2日、中8週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた8戦目は、3歳戦の長久手古戦場特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で岡部誠騎手（7戦3勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦の西尾城特別（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で岡部誠騎手（8戦3勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。3着に敗れた。

4月13日、中3週で迎えた10戦目は、3歳戦のカンヒ桜特別（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で岡部誠騎手（9戦3勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったヨシノカチボシからアタマ差の2着となった。

5月5日、中2週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の駿蹄賞（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で岡部誠騎手（10戦3勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

6月9日、中4週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞の東海ダービー（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で岡部誠騎手（11戦3勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

10月21日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた13戦目は、藤原良一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のエンジュ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたヒルノキセキ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

4歳（2006年）

4月21日、約6か月の休み明けで迎えた14戦目は、名古屋平和公園特別（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（12戦3勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた15戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、鯉のぼり特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

5月25日、中2週で迎えた16戦目は、脇伴彦名古屋旅行記念メモリアル（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（13戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアサケシェーバーに1馬身半の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

6月9日、中1週で迎えた17戦目は、名古屋競馬公式ホームページ開設4周年記念（名古屋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（14戦4勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るナツノビリーヴを上がり0位の末脚でハナ差だけ差し切って優勝

6月21日、中1週で迎えた18戦目は、グラジオラス特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（15戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のホウライゴールドをアタマ差振り切って勝利をモノにする

7月12日、中2週で迎えた19戦目は、バロン西生誕記念・ウラヌス特別（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（16戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したナツノビリーヴを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7月27日、中1週で迎えた20戦目は、一般B9（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（17戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、キクノレインボーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

8月8日、中1週で迎えた21戦目は、一般B7（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡部誠騎手（18戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るケイウンサイリを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて7勝目を手中に収めた。

8月21日、中1週で迎えた22戦目は、ひまわり特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で岡部誠騎手（19戦7勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のソングフォーユウに3馬身の差をつけて8勝目を奪取した。

9月4日、中1週で迎えた23戦目は、サルビア特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で岡部誠騎手（20戦8勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に敗れた。

9月25日、中2週で迎えた24戦目は、一般B4（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で岡部誠騎手（21戦8勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、オグリシルクにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

10月9日、中1週で迎えた25戦目は、一般B3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で岡部誠騎手（22戦8勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトーヨーゴールデンを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて9勝目を掴み取った。

10月23日、中1週で迎えた26戦目は、黄菊特別（名古屋ダート1900m 雨/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で岡部誠騎手（23戦9勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したセンゲンゴローを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

11月13日、中2週で迎えた27戦目は、一般B2（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で岡部誠騎手（24戦9勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のリスポンスフウジンをハナ差振り切って1着ゴールを果たした。

5歳（2007年）

2月18日、約3か月の休養明けで迎えた28戦目は、一般B2（名古屋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は13戦連続で岡部誠騎手（25戦10勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したホウライミサイルを捕まえ切れず、4馬身差の2着となった。

3月5日、中1週で迎えた29戦目は、一般B2（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で岡部誠騎手（26戦10勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシンワロバリーをアタマ差だけ差し切って勝利をモノにする

3月27日、中2週で迎えた30戦目は、一般A5（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で岡部誠騎手（27戦11勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

4月10日、中1週で迎えた31戦目は、一般B2（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で岡部誠騎手（28戦11勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

4月30日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた32戦目は、地方重賞の尾張名古屋杯（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、ゴールドマジンガーにハナ差交わされて2着となった。

6月5日、中4週で迎えた33戦目は、露草特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

6月20日、中1週で迎えた34戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップヴァルカン賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

7月10日、中2週で迎えた35戦目は、一般B2（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のヤクモポイントに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。