トーヨーリフレイン（1984年生、母ネイテイヴリフレイン）

トーヨーリフレイン（1984年3月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマラケート（当時11歳）と交配したネイテイヴリフレインが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）トーヨークラブ北海道支店。戦績は、中央平地28戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1987年の4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

橋本正晴厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1986年）

10月4日、デビュー戦は高崎詠三郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線に入ると、前で粘るマルブツビクターを次元の違う末脚で半馬身差し切って初白星を挙げた。

3歳（1987年）

3月22日、約5か月半の休養明けで迎えた2戦目は、4歳400万下のさわらび賞（阪神芝1600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で高崎詠三郎騎手（1戦1勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

4月11日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（阪神芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高崎詠三郎騎手（2戦1勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

5月2日、中2週で迎えた4戦目は、4歳400万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高崎詠三郎騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

5月31日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳400万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で高崎詠三郎騎手（4戦1勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く13着に敗れた。

6月13日、中1週で迎えた6戦目は、4歳400万下（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で高崎詠三郎騎手（5戦1勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に終わった。

7月18日、中4週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で高崎詠三郎騎手（6戦1勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は勢いを失って11着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は8戦連続で高崎詠三郎騎手（7戦1勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた9戦目は、横山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るマルブツブロンドを目の覚めるような末脚で半馬身差し切って2勝目を手に入れた。

9月13日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下（阪神芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山雄一騎手（1戦1勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず4着に終わった。

10月3日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下の瀬戸内海特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山雄一騎手（2戦1勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着を確保した。

10月17日、中1週で迎えた12戦目は、根本康広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下の桂川特別（京都芝2000m 小雨/良）に出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。

11月7日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の衣笠特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は横山雄一騎手（3戦1勝）。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

11月29日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山雄一騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

4歳（1988年）

9月24日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた15戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

10月15日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上400万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上400万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田島信行騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は勢いを失って16着に終わった。

12月4日、中4週で迎えた18戦目は、松本達也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上400万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本達也騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

5歳（1989年）

1月5日、中2週で迎えた20戦目は、5歳以上400万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田島信行騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを14番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず10着に終わった。

2月5日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた21戦目は、5歳以上400万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（4戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた22戦目は、樋口弘騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（小倉芝1800m 曇/不良）に出走。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に終わった。

3月19日、中3週で迎えた23戦目は、5歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は田島信行騎手（5戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

4月2日、中1週で迎えた24戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（6戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月29日、中3週で迎えた25戦目は、小迫次男騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（新潟ダート1700m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

5月6日、連闘で迎えた26戦目は、5歳以上400万下（新潟芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小迫次男騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

6月3日、中3週で迎えた27戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田島信行騎手（7戦0勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、逃げるケンテルパレスを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

6月25日、中2週で迎えた28戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（8戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。