マルブツブロンド（1983年生、母ネバーシンザン）

マルブツブロンド（1983年4月15日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のイングリツシユプリンス（当時12歳）と交配したネバーシンザンが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道伊達市、生産者は（有）高橋農場。戦績は、中央平地22戦4勝2着7回。主な勝ち鞍は1988年の和布刈特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

白井寿昭厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1986年）

6月21日、デビュー戦は4歳未勝利（中京芝1700m 雨/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は476kg。鞍上は田島裕和騎手。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

7月5日、4歳未勝利（中京芝1800m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田島裕和騎手。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

7月20日、4歳未勝利（小倉芝1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は増井裕騎手。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、リードを2馬身以上確保して、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

8月2日、牝馬限定の4歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増井裕騎手。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミナミカチドキに5馬身の差をつけて勝利を掴んだ。

8月17日、牝馬限定の4歳以上400万下の都井岬特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で増井裕騎手。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、4着を確保した。

8月30日、牝馬限定の4歳以上400万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で増井裕騎手。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、ホッポウクインに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

4歳（1987年）

1月6日、牝馬限定の5歳以上400万下（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で増井裕騎手。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

1月18日、牝馬限定の5歳以上400万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で増井裕騎手。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

2月14日、5歳以上400万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で増井裕騎手。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸びを見せたが、勝ったフジフクオーにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

2月21日、5歳以上400万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で増井裕騎手。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、サムシングイブキに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

3月21日、5歳以上400万下の美濃特別（中京芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で増井裕騎手。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、グリーンエナージに半馬身交わされて2着に敗北した。

3月29日、5歳以上400万下の伊勢特別（中京芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は10戦連続で増井裕騎手。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のロベルスポートに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

8月15日、4歳以上400万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で増井裕騎手。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、トーヨーリフレインに半馬身交わされて2着に敗北した。

8月29日、4歳以上400万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で増井裕騎手。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のオーゴンフレンドに3馬身半の差をつけて勝利を物にした。

9月6日、4歳以上400万下の由布院特別（小倉芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は13戦連続で増井裕騎手。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったロングムテキにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月19日、ハンデ戦で4歳以上900万下の秋分特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で増井裕騎手。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、メイショウテイオーに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

10月25日、ハンデ戦で4歳以上900万下の清滝特別（京都芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は15戦連続で増井裕騎手。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

11月8日、4歳以上900万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で増井裕騎手。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に敗れた。

11月29日、ハンデ戦で4歳以上900万下の中京日経賞（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で増井裕騎手。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい12着に敗れた。

5歳（1988年）

1月30日、ハンデ戦で5歳以上900万下の和布刈特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は18戦連続で増井裕騎手。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のメジロドームを半馬身振り切ってトップでゴールに飛び込んだ。

2月21日、ハンデG3の小倉大賞典（小倉芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は柿元嘉和騎手。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はタレてしまい11着に終わった。

3月13日、5歳以上900万下の長良川特別（中京芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は増井裕騎手。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は一杯になって13着に敗れた。