フジフクオー（1983年生、母スパニシユホープ）

フジフクオー（1983年3月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のネヴアーダンス（当時11歳）と交配したスパニシユホープが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）久保田牧場。戦績は、中央平地47戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は1989年の是政特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

古山良司厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1986年）

1月5日、デビュー戦は4歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。馬体重は446kg。鞍上は坂井千明騎手。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

1月18日、4歳新馬（中山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

2月9日、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井千明騎手。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

2月22日、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で坂井千明騎手。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

3月9日、4歳未勝利（中山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井千明騎手。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したシンシナティキッドを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

3月23日、4歳未勝利（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で坂井千明騎手。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

5月4日、4歳未勝利（東京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月24日、4歳未勝利（東京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

6月15日、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は坂井千明騎手。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

7月5日、4歳未勝利（福島芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るバトルウェポンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて勝利を収めた。

10月19日、4歳以上400万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

11月1日、4歳以上400万下の本栖湖特別（東京芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は安田富男騎手。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったサカエクインヒメにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

11月22日、4歳以上400万下の白樺湖特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手。18頭立ての3番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露したが、4着に終わった。

12月13日、4歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は坂井千明騎手。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず13着に敗れた。

4歳（1987年）

1月31日、5歳以上400万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は樋口弘騎手。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

2月14日、5歳以上400万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で樋口弘騎手。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のマルブツブロンドに2馬身の差をつけてトップでゴールを駆け抜けた。

2月21日、5歳以上900万下の早鞆特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で樋口弘騎手。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では目覚ましい伸びを見せたが、勝ったヒロテンシにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

3月29日、ハンデ戦で5歳以上900万下の鹿島特別（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は坂井千明騎手。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

4月18日、5歳以上900万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は安田富男騎手。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。

5月2日、5歳以上900万下の八ヶ岳特別（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は東信二騎手。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

5月23日、ハンデ戦で5歳以上900万下の秋川特別（東京芝2000m 曇/不良）に出走。鞍上は坂井千明騎手。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

6月20日、ハンデ戦で5歳以上900万下の尾瀬特別（福島芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

7月18日、4歳以上400万下（新潟芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は細川英二騎手。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

8月2日、4歳以上400万下（新潟芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で細川英二騎手。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

8月22日、4歳以上400万下（新潟芝1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で細川英二騎手。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

9月6日、4歳以上400万下の羽黒山特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は坂井千明騎手。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月22日、4歳以上400万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は安田富男騎手。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のスルーオダイナをアタマ差振り切って勝利を手にした。

12月19日、ハンデ戦で4歳以上900万下の北総特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手。17頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

5歳（1988年）

1月24日、5歳以上900万下の若潮特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田富男騎手。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

2月7日、ハンデ戦で5歳以上900万下の立春賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は坂井千明騎手。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

3月6日、5歳以上900万下の三鷹特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

5月21日、5歳以上900万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井千明騎手。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

6月19日、5歳以上900万下の松島特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井千明騎手。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

8月21日、4歳以上900万下の新潟日報賞（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井千明騎手。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

9月17日、ハンデ戦で4歳以上900万下の天の川ステークス（新潟芝2200m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で坂井千明騎手。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に終わった。

10月15日、4歳以上900万下（東京芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で坂井千明騎手。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

10月29日、4歳以上900万下の秋嶺賞（東京芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は安田富男騎手。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

11月27日、ハンデ戦で4歳以上900万下の中京日経賞（中京芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は田面木博公騎手。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

6歳（1989年）

1月28日、ハンデ戦で5歳以上900万下の和布刈特別（小倉芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は久保敏文騎手。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

2月19日、5歳以上900万下の早鞆特別（小倉芝2000m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は桜井誠二騎手。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

3月11日、5歳以上900万下の安房特別（中山芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は坂井千明騎手。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

3月26日、ハンデ戦で5歳以上900万下の鹿島特別（中山芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

4月16日、5歳以上900万下（中山芝2000m 晴/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は安田富男騎手。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

5月6日、5歳以上900万下（東京芝1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は樋口弘騎手。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

5月27日、ハンデ戦で5歳以上900万下の是政特別（東京芝1800m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は安田富男騎手。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のファーストコールを半馬身振り切ってトップでゴールを駆け抜けた。

6月17日、5歳以上900万下の水上特別（新潟芝1800m 小雨/重）に出走。鞍上は坂井千明騎手。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

7月16日、4歳以上900万下の阿賀野川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。