チョウノゾミ（2002年生、母メイタイザン）

チョウノゾミ（2002年4月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋望み」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサニーブライアン（当時8歳）と交配したメイタイザンが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は中地康弘。戦績は、中央平地27戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2006年の萬代橋特別(500万下)。

経歴

デビュー前

坂口正則厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

10月16日、デビュー戦は畑端省吾騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

10月24日、連闘で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で畑端省吾騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で畑端省吾騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月28日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で畑端省吾騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

12月12日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で畑端省吾騎手（4戦0勝）。18頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のイブキレボルシオンをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2005年）

1月9日、中3週で迎えた6戦目は、3歳500万下の福寿草特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で畑端省吾騎手（5戦1勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

2月6日、中3週で迎えた7戦目は、3歳500万下の梅花賞（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で畑端省吾騎手（6戦1勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

3月5日、中3週で迎えた8戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のあざみ賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

4月3日、中3週で迎えた9戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝2500m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったインティライミに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

4月23日、中2週で迎えた10戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のムーニーバレーレーシングクラブ賞（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた11戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

6月4日、中2週で迎えた12戦目は、3歳500万下のかきつばた賞（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、勝ったフサイチアウステルにねじ伏せられて3馬身半差の2着に敗北した。

10月8日、約4か月の休み明けで迎えた13戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1800m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったサムライハートに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月29日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下の奥只見特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

11月20日、中2週で迎えた15戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝2300m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

12月17日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上500万下の高山特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は畑端省吾騎手（7戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

4歳（2006年）

1月5日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で畑端省吾騎手（8戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に敗れた。

1月22日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は鮫島良太騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、伸びてきたダンツトレジャー決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

2月11日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2600m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

3月4日、中2週で迎えた20戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のドリームパートナーに1馬身半の差をつけて優勝

4月1日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の吾妻小富士賞（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバテてしまい16着に敗れた。

7月16日、約3か月半の休み明けで迎えた22戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

8月6日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下の萬代橋特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（3戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では総身の力で末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のマイネルガストをクビ差振り切って勝利をモノにする

8月27日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の阿賀野川特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

9月18日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の熊野特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月7日、中2週で迎えた26戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の鳴滝特別（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた27戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の南武特別（東京芝2400m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。