サンクスマインド（1990年生、母ミスオシン）

サンクスマインド（1990年3月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のリードワンダー（当時12歳）と交配したミスオシンが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）ヒダカファーム。戦績は、中央平地17戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1993年の筑後川特別(500万下)。

経歴

デビュー前

宮本悳厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1993年）

2月27日、デビュー戦は岸滋彦騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアグネスゼウスを異次元の末脚で半馬身差し切って初白星を挙げた。

3月28日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳500万下（阪神ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

4月17日、中2週で迎えた3戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの春蘭ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定4歳500万下の矢車賞（京都芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後は失速してしまい8着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定4歳500万下の野苺賞（阪神芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、勝ったマルカカルメンにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

6月12日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下の胡蝶蘭賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

6月27日、中1週で迎えた7戦目は、4歳500万下のひるがお賞（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で熊沢重文騎手（4戦0勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着を確保した。

7月31日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の日田特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で熊沢重文騎手（5戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では印象的な伸び脚で驀進したが、スターバレリーナに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

8月15日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の筑後川特別（小倉芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で熊沢重文騎手（6戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のカナディアンミルに3馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

8月29日、中1週で迎えた10戦目は、日吉正和騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の小倉記念（小倉芝2000m 晴/良）に48kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり14着に敗れた。

9月18日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の秋分特別（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（7戦1勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり7着に敗れた。

4歳（1994年）

11月12日、約14か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は日吉正和騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて12着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で日吉正和騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

12月17日、中2週で迎えた14戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて14着に敗れた。

5歳（1995年）

7月29日、約7か月半の休み明けで迎えた15戦目は、4歳以上500万下の日向特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は日吉正和騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

8月12日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/重）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（2戦1勝）。18頭立ての12番人気で17番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた17戦目は、石山繁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。