ガンモヘラクレス（2020年生、母ローズベビークリス）

ガンモヘラクレス（2020年4月6日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のラニ（当時7歳）と交配したローズベビークリスが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は橋本牧場。2022年の平和賞(S3)で3着に入った他、2022年の平和賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、橋本牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、千葉県馬主会酒井孝敏によって286万円で落札された。

佐々木功厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2022年）

7月26日、デビュー戦は臼井健太郎騎手を鞍上に据えて、2歳戦のリアトリスデビュー（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は452kg。6頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したストライダーを差し切れず、1馬身差の2着となった。

8月22日、中3週で迎えた2戦目は、2歳戦の獅子座賞（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で臼井健太郎騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のサビトを3/4馬身振り切って未勝利戦を制した。

9月28日、中4週で迎えた3戦目は、2歳戦のアローセプテンバー・メモリアル（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で臼井健太郎騎手（2戦1勝）。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、伸びてきたマジデ決め手に屈してハナ差の2着となった。

10月26日、中3週で迎えた4戦目は、2歳S3の平和賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で臼井健太郎騎手（3戦1勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

11月23日、中3週で迎えた5戦目は、2歳戦の若鷹特別（浦和ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で臼井健太郎騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、ぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のルクバーに1馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

3歳（2023年）

4月11日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、3歳戦のダイヤモンドカップ（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で臼井健太郎騎手（5戦2勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

5月3日、中2週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた7戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳S2の東京湾カップ（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

6月7日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、3歳S1の東京ダービー（大井ダート2000m 晴/重）に出走。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

10月13日、約4か月半の休み明けで迎えた9戦目は、知ってる?愛川町!記念（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は臼井健太郎騎手（6戦2勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したホウオウブリッツに3/4馬身届かず2着となった。

11月29日、中6週で迎えた10戦目は、春待月特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で臼井健太郎騎手（7戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮したが、3着に終わった。

4歳（2024年）

9月24日、約10か月の休み明けで迎えた11戦目は、キンモクセイ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で臼井健太郎騎手（8戦2勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

10月9日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、材木座特別（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で臼井健太郎騎手（9戦2勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

10月31日、中2週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた13戦目は、ジーニアス特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で臼井健太郎騎手（10戦2勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したシルバービスケッツを差し切れず、2馬身半差の2着となった。