グリンゼファー（2000年生、母グリンブリッジ）

グリンゼファー（2000年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のヤマニンゼファー（当時12歳）と交配したグリンブリッジが16歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は山野牧場。戦績は、地方11戦4勝。2002年の平和賞(地方重賞)に勝利した他、2002年のハイセイコー記念(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、山野明良から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

佐藤賢二厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2002年）

7月1日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 小雨/不良）に出走。馬体重は447kg。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサンライズレオに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月17日、中1週で迎えた2戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、2歳（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、長く末脚を持続させて、最後は2着のサンライズレオに2馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

8月12日、中3週で迎えた3戦目は、2歳（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のティーケーツヨシに6馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

9月12日、中3週で迎えた4戦目は、2歳戦の秋蘭特別（大井ダート1490m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

10月16日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のハイセイコー記念（大井ダート1590m 内回り晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、3着に入った。

11月15日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた6戦目は、2歳ハンデ地方重賞の鎌倉記念（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（3戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

12月5日、中2週で迎えた7戦目は、2歳地方重賞の平和賞（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のブラックドンカルロを半馬身振り切って4勝目をつかんだ。

12月25日、中2週で迎えた8戦目は、2歳G1の全日本2歳優駿（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（2戦2勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

3歳（2003年）

1月22日、中3週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞のブルーバードカップ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（3戦2勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月20日、中3週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた10戦目は、3歳地方重賞の京浜盃（大井ダート1690m 曇/重）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に終わった。

3月12日、中2週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞のしらさぎ賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（4戦2勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。