チャーミーハヅキ（2007年生、母シャトーサウザンド）

チャーミーハヅキ（2007年4月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ｃｈａｒｍｉｎｇ（愛嬌のある）からの造語＋人名」。毛色は芦毛。種牡馬のヤマニンリスペクト（当時10歳）と交配したシャトーサウザンドが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）マツケン農場。戦績は、中央平地19戦0勝2着1回、中央障害1戦0勝、地方6戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の武庫川特別。

経歴

デビュー前

境直行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

10月18日、デビュー戦は小坂忠士騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。12頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は減速してしまい9着に終わった。

11月7日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小坂忠士騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、4着に入った。

12月6日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小坂忠士騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入った。

12月20日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小坂忠士騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3歳（2010年）

1月9日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小坂忠士騎手（5戦0勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

3月6日、中7週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で小坂忠士騎手（6戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮し、3着に入った。

3月28日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で小坂忠士騎手（7戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、4着に終わった。

4月17日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた9戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したサマーソングを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

7月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップマスカット賞（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のオミヤゲに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、武庫川特別（園田ダート1870m 晴/重）に出走。鞍上は小坂忠士騎手（8戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゴールドピアースに7馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

4歳（2011年）

1月16日、約3か月半の休み明けで迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（9戦1勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では末脚がパッとせず16着に終わった。

2月6日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小坂忠士騎手（10戦1勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、後続を2馬身以上離して、非常に遅いペースでレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下の大津特別（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で小坂忠士騎手（11戦1勝）。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず13着に終わった。

2月26日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小坂忠士騎手（12戦1勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい13着に終わった。

6月30日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から19kg戻して迎えた16戦目は、淀川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小坂忠士騎手（13戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びで驀進したが、リスキープランにクビ差交わされて2着に甘んじた。

8月3日、中4週で迎えた17戦目は、揖保川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で小坂忠士騎手（14戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るフォルモンドを豪脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

9月26日、中7週で迎えた18戦目は、東京カップけやき賞（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は8戦連続で小坂忠士騎手（15戦2勝）。6頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮戦したが、勝ったボタニカルアートに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

12月3日、中9週で迎えた19戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の岩国特別（小倉ダート1700m 晴/不良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい8着に終わった。

5歳（2012年）

1月28日、中7週で迎えた20戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の由布院特別（小倉ダート1700m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

2月26日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は小坂忠士騎手（16戦2勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

3月18日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（17戦2勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では最後まで息が続かず15着に終わった。

4月21日、中4週で迎えた23戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下のメルボルントロフィー（京都ダート1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後は脚勢が衰えて16着に終わった。

6月14日、中7週で迎えた24戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、’12スパーキングナイトチャ（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着を確保した。

7月15日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。12着に敗れた。

10月28日、約3か月半の休み明けで迎えた26戦目は、3歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で森一馬騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く16着に終わった。