グレードシービー（1995年生、母タカラアイリス）

グレードシービー（1995年5月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のメジロティターン（当時17歳）と交配したタカラアイリスが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（株）グラン・ファーム。戦績は、地方17戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は1998年のりんどう特別。

経歴

デビュー前

久保杉利明厩舎（大井）へ入厩。

2歳（1997年）

10月26日、デビュー戦は納谷和玖騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は463kg。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月21日、中3週で迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で納谷和玖騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったナガレボシから3馬身差の2着となった。

12月11日、中2週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で納谷和玖騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。10着に敗れた。

12月30日、中2週で迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で納谷和玖騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。10着に敗れた。

3歳（1998年）

4月14日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた5戦目は、4歳（大井ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で納谷和玖騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた6戦目は、4歳（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で納谷和玖騎手（5戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた7戦目は、4歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で納谷和玖騎手（6戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

6月2日、中2週で迎えた8戦目は、4歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で納谷和玖騎手（7戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

6月21日、中2週で迎えた9戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は9戦連続で納谷和玖騎手（8戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったイナリコンコルドに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

7月7日、中1週で迎えた10戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で納谷和玖騎手（9戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったクロスバーキンに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

7月22日、中1週で迎えた11戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は11戦連続で納谷和玖騎手（10戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったミラクルに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

8月6日、中1週で迎えた12戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で納谷和玖騎手（11戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月24日、中2週で迎えた13戦目は、3歳戦の鳳仙花特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で納谷和玖騎手（12戦0勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

9月10日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦のりんどう特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で納谷和玖騎手（13戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のスルガオーシャンに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月12日、中4週で迎えた15戦目は、鷹見浩騎手を鞍上に迎えて、オパール特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた16戦目は、おおいぬ座特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鷹見浩騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり11着に敗れた。

4歳（1999年）

9月19日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた17戦目は、一般C1九十（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は納谷和玖騎手（14戦1勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。