ネイルセンプー（2007年生、母ネイルアート）

ネイルセンプー（2007年3月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキングヘイロー（当時12歳）と交配したネイルアートが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は滝本健二。戦績は、地方42戦4勝2着6回。2010年の’10桃花賞(牝)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

若松平厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2009年）

4月29日、デビュー戦は佐々木国明騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は414kg。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

5月14日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦のルーキーチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

6月3日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、2歳（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木国明騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、ラスカルキッドに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

6月17日、中1週で迎えた4戦目は、亀井洋司騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた5戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

7月29日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は佐々木国明騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウインドスメールに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月11日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のリリーカップ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（4戦1勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく4着に終わった。

9月29日、中6週で迎えた8戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったシャコーゴールドに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月23日、中2週で迎えた9戦目は、2歳戦のくまたか特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦したが、3着に終わった。

11月30日、中4週で迎えた10戦目は、2歳（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

12月30日、中3週で迎えた11戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の白鳥特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

3歳（2010年）

1月21日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳オープンの’10桃花賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたショウリダバンザイ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

2月26日、中4週で迎えた13戦目は、牝馬限定3歳戦のチューリップ特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

4月5日、中4週で迎えた14戦目は、3歳戦のチューリップ特別（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦0勝）。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

4月20日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月20日、中3週で迎えた16戦目は、牝馬限定3歳S1の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（5戦0勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた17戦目は、3歳戦のあやめ特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で森泰斗騎手（6戦0勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

9月14日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた18戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、爽秋特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚が残っておらず13着に終わった。

10月9日、中3週で迎えた19戦目は、一般C1四五（大井ダート1500m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた20戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、週刊Gallop賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

11月11日、中2週で迎えた21戦目は、一般C1五（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（7戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では賦性の闘志でゴールまで頑張り、4着に入った。

12月1日、中2週で迎えた22戦目は、一般C1六七（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（8戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

12月31日、中3週で迎えた23戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に敗れた。

4歳（2011年）

2月1日、中4週で迎えた24戦目は、一般C1六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（9戦0勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のアドマイヤマスターに1馬身3/4の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

2月14日、中1週で迎えた25戦目は、春雷特別（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（10戦1勝）。14頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では速い脚を使えず10着に敗れた。

4月20日、中8週で迎えた26戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、春暖特別（大井ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

5月13日、中2週で迎えた27戦目は、飛鳥さくら賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（11戦1勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったガイアボルトを3/4馬身捉え切れず2着となった。

6月10日、中3週で迎えた28戦目は、江戸川区特別（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（12戦1勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

9月13日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた29戦目は、おひつじ座特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩やかなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、イーサンヘモスに交わされて3馬身差の2着となった。

10月13日、中3週で迎えた30戦目は、牝馬限定戦のオパール賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（3戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

11月4日、中2週で迎えた31戦目は、立冬特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（13戦1勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

12月1日、中3週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた32戦目は、初冬特別（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（14戦1勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のシンボリエッセンスに1馬身1/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月28日、中3週で迎えた33戦目は、ウインターテール賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（15戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のサクセスシェーバーに1馬身3/4の差をつけて4勝目をゲットした。

5歳（2012年）

2月14日、中6週で迎えた34戦目は、アメジスト賞（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（16戦3勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、アクロスジャパンにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3月9日、中2週で迎えた35戦目は、ゴールデンステッキ賞（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（17戦3勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく14着に敗れた。

12月28日、約10か月の休み明けで迎えた36戦目は、ウインターテール賞（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は張田京騎手（3戦0勝）。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

6歳（2013年）

1月21日、中2週で迎えた37戦目は、白富士賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（18戦3勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

2月19日、中3週で迎えた38戦目は、早春賞（大井ダート1600m 内回り雪/重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（19戦3勝）。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り14着に敗れた。

3月8日、中1週で迎えた39戦目は、ゴールデンステッキ賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は張田京騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた40戦目は、レグルス賞（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（5戦0勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた41戦目は、オメガ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（6戦0勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

4月22日、中1週で迎えた42戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、オフト伊勢崎賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。