フローズンダイキリ（2006年生、母ユキミザケ）

フローズンダイキリ（2006年3月7日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「カクテル名より。母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時11歳）と交配したユキミザケが17歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地9戦0勝2着3回、地方11戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2010年のなごやの米・陽娘カップ(一般B7)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、金子真人ホールディングスによって1,102.5万円で落札された。

友道康夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

12月21日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1600m 外回り小雨/良）に出走。馬体重は480kg。18頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、勝ったブロードストリートに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3歳（2009年）

1月11日、中2週で迎えた2戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入った。

7月11日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したファーレサルティにアタマ差届かず2着に甘んじた。

8月1日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

8月29日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、勝ったルナフライトにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

9月21日、中2週で迎えた6戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

10月31日、中5週で迎えた7戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

11月30日、中3週で迎えた8戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、一般B2（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、伸びてきたディアカルテット決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

12月7日、連闘で迎えた9戦目は、一般B2（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸びを見せたが、勝ったトーホウホープにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

12月31日、中2週で迎えた10戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、年忘れ賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、抜け出したミスショウコにアタマ差届かず2着に甘んじた。

4歳（2010年）

2月1日、中4週で迎えた11戦目は、一般B2（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に末脚を伸ばして、最後は2着のスマートループを3/4馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

2月28日、中3週で迎えた12戦目は、うお座特別（名古屋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

8月23日、約6か月の休養明けで迎えた13戦目は、一般B3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

9月29日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、一般B4（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は減速してしまい10着に敗れた。

10月5日、連闘で馬体重を前走から19kg絞って迎えた15戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

11月4日、中3週で迎えた16戦目は、一般B7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（5戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず4着に終わった。

11月9日、連闘で迎えた17戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で丸野勝虎騎手（6戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

12月1日、中2週で迎えた18戦目は、なごやの米・陽娘カップ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で丸野勝虎騎手（7戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のオメガドルチェに2馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

5歳（2011年）

4月10日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝2200m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は力尽きて17着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は上村洋行騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は力尽きて12着に終わった。