シンショウブ（1995年生、母ラディアントレディ）

シンショウブ（1995年3月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラトウコウ（当時14歳）と交配したラディアントレディが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は対馬正。戦績は、中央平地25戦2勝2着4回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は2000年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

吉永忍厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1997年）

9月6日、デビュー戦は飯田祐史騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1400m 雨/良）に出走。馬体重は442kg。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見事な伸び脚で猛進したが、勝ったマイネクロシェットにねじ伏せられて3/4馬身差の2着となった。

9月21日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月12日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

11月8日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で飯田祐史騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で飯田祐史騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

3歳（1998年）

8月16日、約9か月の休養明けで迎えた6戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で飯田祐史騎手（5戦0勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、3着に入った。

8月30日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で飯田祐史騎手（6戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、勝ったダイカツタイムにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

9月20日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で飯田祐史騎手（7戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したアドマイヤバルドにクビ差届かず2着に甘んじた。

10月3日、中1週で迎えた9戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスノートレオーネに7馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月24日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（8戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

11月15日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（9戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

4歳（1999年）

5月15日、約6か月の休養明けで迎えた12戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の三条特別（新潟ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい10着に終わった。

6月13日、中3週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は宝来城多郎騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は脚を失くしてしまい16着に敗れた。

9月19日、約3か月半の休み明けで迎えた14戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宝来城多郎騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた15戦目は、宇田登志夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

5歳（2000年）

6月24日、約9か月の休養明けで迎えた16戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で宇田登志夫騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が衰えて14着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で宇田登志夫騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったゼンノブラッシーに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

8月13日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた18戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のエアピエールをクビ差振り切って久々に美酒を浴びた。

8月27日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

9月16日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小池隆生騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

6歳（2001年）

6月30日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg減らして迎えた21戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下の門司特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は飯田祐史騎手（10戦0勝）。18頭立ての17番人気で16番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず15着に終わった。

7月24日、中0週で迎えた23戦目は、蘇水峡特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田島信行騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい5着に終わった。

8月9日、中1週で迎えた24戦目は、3歳戦の猪名川特別（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

7歳（2002年）

4月27日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた25戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

5月19日、中2週で迎えた26戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての17番人気で17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではいいところがなく17着に終わった。

6月16日、中3週で迎えた27戦目は、岡冨俊一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいいところがなく12着に終わった。