アスターマリンバ（2017年生、母アスターヒューモア）

アスターマリンバ（2017年2月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+楽器の一種」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時17歳）と交配したアスターヒューモアが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はスマイルファーム。主な勝ち鞍は2020年の瀬波温泉特別(2勝クラス)。

経歴

デビュー前

中竹和也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

10月12日、デビュー戦は松若風馬騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。馬体重は526kg。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したラーラクロリに3/4馬身届かず2着となった。

10月26日、中1週で迎えた2戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るタガノキングロードを強烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月23日、中3週で迎えた3戦目は、R.ムーア騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスのカトレア賞（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に敗れた。

3歳（2020年）

4月26日、約5か月の休養明けで迎えた4戦目は、3歳1勝クラス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた5戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのわらび賞（新潟ダート1800m 雨/稍重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

5月30日、中1週で迎えた6戦目は、3歳1勝クラス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（1戦1勝）。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って8着に終わった。

7月18日、中6週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ハギノアレグリアスに交わされて1馬身半差の2着となった。

8月1日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（3戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のジーマックスに3馬身半の差をつけて2勝目をマークした。

8月22日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの瀬波温泉特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るモレッキを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。

9月21日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上3勝クラスのJRAアニバーサリーステークス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい13着に敗れた。

11月14日、中7週で迎えた11戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの摩耶ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

12月5日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの北総ステークス（中山ダート1800m 小雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

4歳（2021年）

2月28日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg戻して迎えた13戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの甲南ステークス（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は勢いを失って9着に終わった。

4月24日、中7週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた14戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝2970m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月22日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの薩摩ステークス（小倉ダート1700m 小雨/不良）に出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では渾身の力で末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のスズカデレヤを半馬身振り切って休養明けの一戦をモノにした。

5歳（2022年）

2月26日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた16戦目は、ハンデ戦でオープンの仁川ステークス（阪神ダート2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦1勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず15着に終わった。

3月27日、中3週で迎えた17戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝2970m 晴/稍重）に出走。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

4月30日、中4週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた18戦目は、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2770m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったモーガンから1馬身半差の2着となった。

5月21日、中2週で迎えた19戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で植野貴也騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月20日、約3か月の休み明けで迎えた20戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で植野貴也騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

2022年10月19日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。