アシュラウェイ（2012年生、母ラヴィングサンデー）

アシュラウェイ（2012年3月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「阿修羅＋道」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時11歳）と交配したラヴィングサンデーが15歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道日高郡新ひだか町、生産者は（株）チャンピオンズファーム。戦績は、中央平地6戦0勝、地方23戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は2016年の櫻井さん御退職記念(一般C1四)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、レキシントンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

小崎憲厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

11月24日、デビュー戦はP.ブドー騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

12月20日、中3週で迎えた2戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

3歳（2015年）

1月12日、中2週で迎えた3戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

5月23日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1900m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

6月14日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

7月5日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

8月26日、中6週で迎えた7戦目は、3歳戦のフォーチュネイトほうせんか特別（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は岡部誠騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では電光石火の末脚を発揮し、3着に入った。

10月26日、中8週で迎えた8戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、4着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた9戦目は、一般C2十一十二（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では弾けるように急駛したが、勝ったコスモパープルに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

12月10日、中3週で迎えた10戦目は、エリコ結婚記念ハッピーウェディングカップ（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のタケデンタップに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月28日、中2週で迎えた11戦目は、仲冬特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎駿騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露したが、3着に終わった。

4歳（2016年）

1月20日、中2週で迎えた12戦目は、目利き番頭船えもんカップ（船橋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で石崎駿騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったジーガークリスタルに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

1月29日、連闘で迎えた13戦目は、姫椿賞（川崎ダート2000m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で石崎駿騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

2月17日、中2週で迎えた14戦目は、寒明け賞（船橋ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で石崎駿騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

3月9日、中2週で迎えた15戦目は、アクアマリン賞（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で石崎駿騎手（7戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったファミリーズオナーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

3月28日、中2週で迎えた16戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、花衣特別（川崎ダート2000m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたミトノレオ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

4月11日、中1週で迎えた17戦目は、ダイヤモンド賞（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は石崎駿騎手（8戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

5月5日、中2週で迎えた18戦目は、豊四季賞（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のゴールドグローバルに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月27日、約5か月の休み明けで迎えた19戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、佐倉牧賞（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。主導権を握り、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

11月4日、中4週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた20戦目は、櫻井さん御退職記念（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は石崎駿騎手（9戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のディーエスノーブルに2馬身半の差をつけて制した。

11月24日、中2週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた21戦目は、彩のきずな特別（浦和ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（10戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。

12月9日、中1週で迎えた22戦目は、船橋ファイナル2016（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（11戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したサトノダヴィンチを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5歳（2017年）

1月6日、中3週で迎えた23戦目は、宝船特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎駿騎手（12戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

2月3日、中3週で迎えた24戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、銀嶺特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

2月10日、連闘で迎えた25戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、風来特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

3月1日、中2週で迎えた26戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、谷桃子さんありがとう記念（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

3月23日、中2週で迎えた27戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、爽春賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

7月11日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた28戦目は、花氷特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

8月15日、中4週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた29戦目は、藤江渉騎手を鞍上に迎えて、はくちょう座特別（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。