ウィードパワー（2009年生、母ホーリーブリオン）

ウィードパワー（2009年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のメジロベイリー（当時11歳）と交配したホーリーブリオンが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者はマルシチ牧場。戦績は、地方8戦4勝。2011年のブリーダーズゴールドジュニアカップ(地方重賞)に勝利した他、2011年の栄冠賞(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、マルシチ牧場から「八戸市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、マルシチ牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、吉澤克己によって105万円で落札された。

田中正二厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2011年）

6月2日、デビュー戦は川島洋人騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は498kg。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のデヴィルズサンダーに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月5日、中4週で迎えた2戦目は、2歳地方重賞の栄冠賞（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で川島洋人騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のウィナーズマックスに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

8月17日、中5週で迎えた3戦目は、2歳地方重賞のブリーダーズゴールドジュニアカップ（門別ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で川島洋人騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のシーキングブレーヴに1馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

10月5日、中6週で迎えた4戦目は、2歳S3の鎌倉記念（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で川島洋人騎手（3戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

3歳（2012年）

3月5日、約5か月の休養明けで迎えた5戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の君子蘭特別（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って7着に敗れた。

3月28日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた6戦目は、3歳S2の京浜盃（大井ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

9月4日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた7戦目は、日高生産連特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は川島洋人騎手（4戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月3日、中3週で迎えた8戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、北海道日高装蹄師会特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のビーボタンダッシュに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。