キスリング（2021年生、母ミスプロ）

キスリング（2021年2月21日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスズカコーズウェイ（当時17歳）と交配したミスプロが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は新生ファーム。2023年のネクストスター笠松で2着に入った他、2024年のクイーンカップ(牝)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

石本孝博厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2023年）

6月14日、デビュー戦は桑村真明騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は450kg。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

7月13日、中3週で迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着を確保した。

7月27日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のサザングレースに2馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

8月17日、中2週で迎えた4戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのサッポロ生ビール黒ラベル特別（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

9月14日、中3週で迎えた5戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の天生峠特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のデリシャスパーティに7馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

10月12日、中3週で迎えた6戦目は、2歳オープンのネクストスター笠松（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したワラシベチョウジャを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

3歳（2024年）

3月7日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた7戦目は、3歳オープンのジュニアグローリー（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

3月21日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の春雷特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で今井貴大騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

4月17日、中3週で迎えた9戦目は、3歳戦の若緑特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で今井貴大騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、3着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳戦のヒロインカップ（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で今井貴大騎手（5戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、キテヤイヨジに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

5月9日、連闘で迎えた11戦目は、3歳オープンの新緑賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で今井貴大騎手（6戦1勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

6月6日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳オープンのクイーンカップ（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で今井貴大騎手（7戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

6月20日、中1週で迎えた13戦目は、塚本征吾騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのぎふ清流カップ（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

8月14日、中7週で迎えた14戦目は、3歳オープンの岐阜金賞（笠松ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で塚本征吾騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた15戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、一般B6（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマナラズベリーに5馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

9月12日、中1週で迎えた16戦目は、色取月特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

10月8日、中3週で迎えた17戦目は、ハギ特別（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で筒井勇介騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシャンドゥルンに6馬身の差をつけて4勝目を掴み取った。

11月8日、中3週で迎えた18戦目は、コウテイダリア特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で筒井勇介騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のツミキヒトツを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。