ディアナグラン（2018年生、母ウィステリアアーチ）

ディアナグラン（2018年2月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「人名より+壮大な(伊)」。毛色は栗毛。種牡馬のダイワメジャー（当時17歳）と交配したウィステリアアーチが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は下河辺牧場。主な勝ち鞍は2021年の一般C2三。

経歴

デビュー前

大竹正博厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2021年）

4月17日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は504kg。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

7月25日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって14着に終わった。

8月28日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したブルーダイヤを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

9月5日、連闘で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

10月19日、中5週で迎えた5戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2三（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のタップファーカイトに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月7日、中2週で迎えた6戦目は、一般C1十（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったリングボーイに詰め切れず、9馬身差の2着に敗北した。

11月21日、中1週で迎えた7戦目は、一般C1（盛岡ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のヴィクトリアブーケに6馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

4歳（2022年）

7月3日、約7か月半の休み明けで迎えた8戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館ダート1000m 晴/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。

7月10日、連闘で迎えた9戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの下北半島特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

7月30日、中2週で迎えた10戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月23日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。最後は、2着のモメチョッタに1馬身1/4の差をつけて3勝目をゲットした。

11月12日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラスの会津特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は西村太一騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後はバタバタになってしまい15着に終わった。

5歳（2023年）

2月25日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて14着に終わった。

4月30日、中8週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの邁進特別（新潟芝1000m 曇/重）に出走。鞍上は藤田菜七子騎手（1戦1勝）。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

8月6日、約3か月半の休養明けで迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラスの驀進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（2戦1勝）。17頭立ての4番人気に推されて大外17番ゲートからスタート。7着に沈んだ。

8月12日、連闘で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの稲妻ステークス（新潟芝1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で藤田菜七子騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。最後は、勝ったマイヨアポアから1馬身1/4差の2着となった。

10月14日、中8週で迎えた17戦目は、3歳以上2勝クラスの飛翼特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田菜七子騎手（4戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。10着に敗れた。

10月28日、中1週で迎えた18戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの清津峡特別（新潟芝1200m 小雨/重）に出走。18頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

2021年9月17日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

6歳（2024年）

3月3日、約4か月の休養明けで迎えた19戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの西日本新聞杯（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。18頭立ての17番人気で大外18番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は一杯になって17着に終わった。

3月9日、連闘で迎えた20戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は藤田菜七子騎手（5戦1勝）。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい12着に終わった。

2024年3月13日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。