マイネローレライ（2008年生、母ラッキーマーメイド）

マイネローレライ（2008年2月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋水の精」。毛色は青鹿毛。種牡馬のロージズインメイ（当時8歳）と交配したラッキーマーメイドが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は田中裕之。戦績は、中央平地15戦0勝2着3回、地方7戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2012年の4歳以上C2一。

経歴

デビュー前

1歳のとき、田中裕之から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって945万円で落札された。10歳のとき、ビッグレッドファームから「冬季ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、シグラップ・マネジメントによって75.6万円で落札された。

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,700万円（17万×100口）で一口馬主が募集された。

鹿戸雄一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

11月14日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は486kg。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したメジロミドウにクビ差届かず2着に甘んじた。

3歳（2011年）

2月12日、約3か月の休養明けで迎えた2戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は勢いを失って11着に敗れた。

3月5日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

5月7日、中8週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したアクロスザライトを差し切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5月21日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（2戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したサマーチェリーに3/4馬身届かず2着に敗北した。

6月11日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（3戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

7月9日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

7月30日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で松岡正海騎手（5戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

9月4日、中4週で迎えた9戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 小雨/不良）に出走。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

12月21日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月31日、中0週で迎えた11戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサトノオリオンを異次元の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2012年）

1月17日、中1週で迎えた12戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったオービットに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

2月1日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るキャヴァンクラブを途轍もない末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

3月10日、中4週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に敗れた。

4月22日、中5週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた15戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず12着に終わった。

5月13日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた16戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり8着に終わった。

6月2日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。17頭立ての13番人気で大外17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では賦性のガッツでゴールまで頑張り、6着を確保した。

6月9日、連闘で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

7月26日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた19戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、ひまわり特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったスクウェルチャーに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

9月29日、中8週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた20戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では脚を伸ばせず16着に終わった。

11月7日、中5週で迎えた21戦目は、安房峠特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は尾島徹騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

11月29日、中2週で迎えた22戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、アーバンステージ神楽月賞（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。