インノバドール（2017年生、母アイリスモレア）

インノバドール（2017年5月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「斬新な（西）」。毛色は鹿毛。種牡馬のマツリダゴッホ（当時14歳）と交配したアイリスモレアが13歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は松栄牧場。戦績は、中央平地3戦0勝。主な勝ち鞍は2020年の3歳。

経歴

デビュー前

高橋裕厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

6月16日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は458kg。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

6月30日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（函館芝1200m 小雨/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に敗れた。

12月15日、約5か月半の休養明けで迎えた3戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではいい脚を見せられず16着に終わった。

3歳（2020年）

2月1日、中6週で迎えた4戦目は、川島拓騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて7着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦のドリームシリーズ（佐賀ダート900m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川島拓騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったハクシンパラダイスに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月29日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で川島拓騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のクラウンデフィートに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

3月8日、連闘で迎えた7戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で川島拓騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川島拓騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヒガシギンガに5馬身の差をつけて制した。

4月5日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦の肥前特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で川島拓騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、キョウワビーストに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

4月18日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の古湯特選（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で川島拓騎手（6戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の佐賀皐月賞（佐賀ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で川島拓騎手（7戦2勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた12戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のスターダスト特選（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦の狭夜月賞（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は川島拓騎手（8戦2勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

6月13日、中1週で迎えた14戦目は、村松翔太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の七ツ釜特選（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた15戦目は、吉本隆記騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のシューティングスター特選（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた16戦目は、3歳戦のブルースター特選（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉本隆記騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

8月12日、中4週で迎えた17戦目は、3歳戦のサマーカップ（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は川島拓騎手（9戦2勝）。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

8月30日、中2週で迎えた18戦目は、3歳戦の波戸岬特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島拓騎手（10戦2勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

9月19日、中2週で迎えた19戦目は、3歳戦のスターマイン特選（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で川島拓騎手（11戦2勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に終わった。

10月11日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川島拓騎手（12戦2勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた21戦目は、ほとめきナイター最終レースは20時40分（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は吉本隆記騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川島拓騎手（13戦2勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい10着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上C2-9（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島拓騎手（14戦2勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。