ナムライナズマ（1993年生、母チャリスオブシルバー）

ナムライナズマ（1993年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のタマモクロス（当時9歳）と交配したチャリスオブシルバーが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）一珍棒牧場。戦績は、中央平地16戦2勝2着2回。1996年の毎日杯(G3)で2着に入った他、1995年のもみじステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

目野哲也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1995年）

8月13日、デビュー戦は藤井正輝騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は486kg。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた2戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（函館芝1200m 曇/良）に出走。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったクラッシーマダムに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

9月10日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばしてすんなりと抜け出し、最後は2着のファイブブルボンに3馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月24日、中1週で迎えた4戦目は、3歳オープン（函館芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

10月7日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、2歳オープンのもみじステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林徹弥騎手（3戦1勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のミナミノテスコをハナ差振り切って優勝

11月12日、中4週で迎えた6戦目は、2歳オープンの京都3歳ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小林徹弥騎手（4戦2勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に敗れた。

12月23日、中5週で迎えた7戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、2歳G3のラジオたんぱ杯3歳ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

3歳（1996年）

1月21日、中3週で迎えた8戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの若駒ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

2月4日、中1週で迎えた9戦目は、3歳G3のきさらぎ賞（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では決め手が足りず4着に終わった。

3月9日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、3歳オープンのすみれステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

3月24日、中1週で迎えた11戦目は、3歳G3の毎日杯（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、勝ったタイキフォーチュンに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

4月14日、中2週で迎えた12戦目は、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で熊沢重文騎手（4戦0勝）。18頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

5月4日、中2週で迎えた13戦目は、3歳G3の青葉賞（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で熊沢重文騎手（5戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き15着に敗れた。

9月15日、約4か月半の休養明けで迎えた14戦目は、3歳G2の神戸新聞杯（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で熊沢重文騎手（6戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

10月6日、中2週で迎えた15戦目は、G2の京都大賞典（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で熊沢重文騎手（7戦0勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

11月3日、中3週で迎えた16戦目は、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で熊沢重文騎手（8戦0勝）。17頭立ての14番人気で16番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では脚が残っておらず17着に終わった。